先日グリコ・森永事件を元にしたフィクションの小説。罪の声を読みました。
この事件のころ、わたしも大阪に住んでいて、なんとじぶんが持っていたワープロが犯人がつかっていたものと同機種というので、電話で事情聴取を受けたことがあります。詳しくは、こちらのブログにあげています。
この塩田武士さんの小説はおもしろかったので、その次に出された本を購入しました。
これは、短編小説が入っている感じなので、まとめて読書時間が取れないわたしにとっては、大変や読みやすかったです。
これは報道ということについて書かれた小説です。もし、真実が報道されなければ?もし誤報をそのままにされていたら?故意で事件が捏造されたら?等々、報道のあり方、報道の信念を考えさせられました。今回の新型コロナの報道も全て正しく報道されているわけではありません。報道ということについての重さ、報道はまったく関係のない人の人生も狂わせることがあるというのを考えるいい機会になりました。
おすすめの一冊でございます。