自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症の息子の大学英語への挑戦

渡は来週ファイナル(期末試験)あと授業は残り1回になりました。なんと課題本200ページを10日かけずに読み終えた。読みながら数枚のエッセイと、10枚以上に渡るエッセイに使う自分の意見などの下書きを作成した。

「あのぉぉ。あなた、結構重い知的障害入ってるんですが..。」と思ったのですが、どうしてもこの英語を終えて、ディズニーランドのお姫様に

「英語のクラスを終えた。」と報告したいらしい。

現在の成績B. 充分あり得ないことです。コツというかパターンがわかってきた後半はガンガンAを取り始めていた。 小学校の時に渡にむいた勉強の仕方を教えていただいたのもあると思うけど、大嫌いな英語で、よくぞここまでできるんだというほうに驚く私。私だったら、これだけむずかしかったら、友達に宿題してもらってさぼるとか考えるけどなー。(笑)

けど、次のクラスのテキストは500ページと問題集が200ページ以上あるんですが..本当に取る気なんだろうか?とドキドキする私。

なぜなら彼は3年前に1週間かけて行われた神経心理診断書には、細かく別れた英語力の部分の結果では多くの測定不可能(0.1%以下で言語がでない6ヶ月の赤ちゃん以下ということ)をたたき出してるから。この結果は当時は本当に納得がいきました。

ただ、生活部分での彼の特技はやる気があることと、ユーモアがあること、素直なこと、頑張る事、好きな事だけには集中力があることなどがある。これらが0.1%をカバーしている気がする。人間、モチベーションとやる気が大事なんだなーと思う今日このごろ...。