最近、遠出が多く、開発リーダーと一緒にいくのですが、問題は運転中に眠くなってくる事。一回に走る距離が、東京ー大阪間くらいだったりするので、眠くなります。
そうなると交代するのですが、前回、リーダーは、私と運転を代わってすぐに眠くなってきた。
ゆみさん、なにか話してください。あっ!そうだ。ゆみさん、絵本とか子供に読んだって言ってましたよね?どういう本を読んでいたんですか?そういう絵本のストーリーでもいいですから話してください。
と言うので、モチモチの木や、手袋を買いに、の話をしたのですが、開発リーダーはさらに睡魔におそわれる。突然リーダーは
子供って、その話の何がおもしろいんでしょうか?
いやぁぁ。。何がっていわれても..。なんとなく、開発リーダーは私が好きな純日本的な話は好きじゃないんだと思い、絵姿女房の話を次にしてはいけない事を理解した私。
なので、ぞうの卵の卵焼きってしってる?と話そうとしたら、一気に
「像は卵を産まないので、そのあり得ない話はいいです。」
撃沈......
先にオチに気がついたら話せない...。
あっ、じゃ、これは?
と話し始めたのは、
「ひとつぶのおこめ」
- 作者: デミ,Demi,さくまゆみこ
- 出版社/メーカー: 光村教育図書
- 発売日: 2009/10/01
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インドの昔話ですね。
ケチな王様に少女が、一日目は一粒のお米でいいです。次の日はその倍の2粒。その次の日は2粒の2倍の4粒でいいです。さて30日目には何粒になるか?
リーダー、一気に喜びはじめてどんどん計算し始めます。一人で、えっ~!じゃ、50日だとすごくなるとか..。ぶつぶつと計算し始めた。一気に睡魔はどこへやら..。
今度は私が助手席で眠くなって来た(笑)
そうか!こういうお話がいいんだな。いやー、私、リーダーの母親じゃなくてよかった。どんなに日本の昔話の絵本を読んであげても喜ばない訳で..。
で、さらに今日も長距離だったので話した物語はこれ。
理数教育研究所が開催した「算数・数学の自由研究」作品コンクールに入賞した「メロスの全力を検証」という研究結果。中学2年生の村田一真くんによるこの検証の話です。太宰治の書いた走れメロスでは、王様に言い渡された、10里(約39km)を3日で走るとなると、平均時速が3.9kmというもの。歩いている..。
村田君いわく、
これは「走れメロス」ではなく、「走れよメロス」の方があっているという指摘。
詳しくはこちら。→走れメロスは走っていなかった。
開発リーダー、大笑いして盛り上がり。
太宰治も時速の計算しなかったんですね。どうしてだろう?
いやー、彼は作家で、数学の学者じゃないから..。さらに走れメロスは論文じゃないし..。いちいち、計算しないんだよ..。と思う私でした。どうしても数値がでると盛り上がる理系のリーダーです。