自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

戦いに匹敵した昨年度のIEP(個別指導計画)

渡の本年度のIEPが終わりました。あとお一方のO.K.がでないといけないのですが、その方は、来週戻ってきてからの判断になるので、とりあえず。80%終わりということで。ちゃぶ台返しがなければ、これで決まりです。

さて昨年度と比べて、すごくやりやすかったIEP.

昨年は渡が大学で授業を受けるということをIEPメンバーが全力で反対し。

けど、渡の希望は「大学での数学の勉強」だったので、やはり母親としては、自分がしたいことをさせてあげたい訳で。お姉ちゃんも自分のしたい分野に進んでいるし、同じ私の子どもで可能性がありながら、100%出来ないという確信がある訳でもないのに、大学に行かせないというのもおかしい話です。

なので、昨年度は渡がずっとお世話になっている方達からレポートをかいてもらったり、渡の日々の行動のトラッキングを出したり、つかえそうなデータは全て文書化して証拠や参考書類として作成。昨年度のIEPにつかった書類はこれらです。

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約17cm.

1000枚はかるーーく超えてる資料です。いったい何枚あるのか?もう見るのも嫌だ。大学の卒論より厚いかも。

これらの証明が元で、渡は現在の大学に通えている訳です。アメリカは障害児教育法がしっかりとありますが、これらを駆使するためには、証拠や現状のレポートがなによりも武器になる。これらの書類がガソリンとなりやっと法律をつかって動かせる感じですね。

スタートアップの会社をやりながら、これらの書類の作成というのは、睡眠時間がほとんどなくなりました。親の負担大です。

けど、やはりIEPのチームみんなで納得し、本当に渡に必要なものであるということを皆で認識して、各自がしっかりと渡のために働いてもらうには、これくらいはしないといけないのかもしれませんね。

で、渡本人は、自分で宣言したとおり、1年でしっかり勉強して、この書類の示す以上の成績もとり、無事に通過しました。本日、大学の学長から正式にお手紙がきました。内容は、

君の昨年後のパフォーマンスは、すばらしいものがあり、優秀生徒のリストの中にいれました。次の学年もこの調子でしっかりがんばってください。

というものです。

なので、今年は誰も反対しないので、今回のIEPの資料もたった4mmです。

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どこに書類が映ってるんだよっ!っていう感じ。

とりあえず、戦い終わってという感じです。けど、最後のお一方が反対すれば、また振り出しに戻るで、また1000枚ほど資料つくらないといけないかも。Cross my fingers!です。