自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

目がまわった娘の帰省

娘が春休みを利用して1週間だけ帰ってきました。渡は大喜でしたが、お別れの日は来るもので。

娘は1週間で、ヘヤーカットをし、予防接種に行き、歯医者に行き、といろいろなことをしましたが、彼女はまだ自分の車をもっていないので、私が送り迎えです。死ぬかと思った。

さらに渡の福祉関係の手続きを香穂も私も居る間にしようと窓口に出向き、抜かりなく書き込んだ書類を提出したのに、なぜか座って待てという指示。理由がわからん。

そこには小さい子供がたくさんいて、渡は子供の遊んでいる叫び声が苦手で、2時間我慢したのだけど、そこでやっと、

「車の中で待ってもいい?」

と蚊の鳴くような声で聞いてきました。

けど、いつ呼ばれるか解らないし、何度か窓口に

「どれくらいですか?なぜまっているのですか?」と、聞きに行ったのだけど、

「座って待て。」

というオウムでもっとうまく言えそうな返答ばかり。さすがに3時間待ったところでキレた私は、

「すみません。私達3時間まっているんですが。」というと、

「お昼の時間に来たからよー。みんなお昼を食べに出かけてるわよー。」

という返事。私は朝10時半に来たんだよ!私達だってお昼食べたいのに、待たせてる人には、なにも言わないで、お昼か..。

さらに私達が必要な書類はすでに出し終えているし。私達はここには、なんの用事もないんだが。何時間かけてお昼たべるのだろう??

やっと呼ばれて別室に通されたので、なんか、すごい事でもあるのか?と思ったら、まったく私達が申請も質問もしていない関係ない保険の件で待たされていた。

担当の人は、

「えっ?この申請じゃないの?」

ありえん...。そんな紙なんか、出してないじゃん!!

だから、何度も聞いたじゃない!!

一緒に待っていた娘と私はもう脱力。

渡は小さい子供の遊び声を3時間近く聞いたので、聴覚過敏で耳が痛かったらしく、涙ぐんでいた。かわいそう...。

という時間の取られかたたお休み。

舞台で必要な備品も買い、コンピューター周りのものを購入するために走り回ったりとか、そんなばたばたの中でも彼女は大学ででた大量の宿題もたんたんとこなして、睡眠時間も極端に少なかった娘。まったく休みに見えない休みでした。

さて、今日の最期の日。おひな祭り当日です。少しでもお祝いしたいと思い、きのうの真夜中に下ごしらえし、朝、娘が大好きな関西風のちらし寿司をつくりました。

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食べてから、空港まで送りに行く前に、娘と最後の買い出しに言った。

ちょっと出かけてくると渡に言って出かけたら、泣きべそをかきながら、電話が入った。どうも私と香穂が、2人で空港に行ってしまったと思ったらしく、お姉ちゃんとお別れが言えなかった、置いていかれた。と思い、焦って携帯に電話をかけてきた。

いやー。置いていかないだろう...。

ということで、飛行機の出発時間が近づいたので、渡も連れて空港へ。

香穂から、いろいろ約束ごとや今度いつ会えるか?の話をし、握手で見送り。

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短かった休みだけど、渡にしては、たのしく嬉しい休みでした。それにしても母の私はへろへろで、明日からまた早朝から息子のお弁当作りが始まります。今日こそ早く寝よう!