自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

走りまわっています

数ヶ月前から、渡の進路で走り回っていますが、やっと、なかなかこれは...と思うところが出てきました。

今回は、香穂も戻ってきているので、一緒に見学や話し合いに回っていますが、それがすごくよかったと思いました。すでにアメリカの大学に通う彼女の視線はするどいし、どのようなサポートを渡が受けるべきかということも鋭く指摘してきます。

私は、アメリカの大学に行っていないので、授業中になにが困るのか?が見えないのですが、香穂は

「あきらかにこのことで、渡が授業中につまづく。」

ということがわかるようです。指摘して行ってくれます。

ここの渡の担当になるであろう方は、なんと1週間前に渡と会っていて、渡が

「今日は、美人に会った!」

と盛り上がっていた人です。

確認で、私が彼女に

「あなた、先週、うちの渡に会ってない?」と聞いたら

「会った。」と。

「やっぱり。渡が先週、今日は美人に会った。と盛り上がっていた。」と伝えたら、顔を真っ赤にされて、あらぁ。と照れてらっしゃいました。おくゆかしくていいなぁ。

美人がいるかどうか?ということに重きをおいて進路を決めたい渡は、迷いもないことでしょう。

さて場所が決まって来たら、渡の場所の確保に走りながら、次は来年の渡のゴール作りになります。ゴールは多くの人たちと作るので私と香穂は目の下にクマを作りながら、あっちに飛んだりこっちに飛んだり。帰宅したら、emailで連絡とり、その日に会った人たちにお礼状をおくって、手伝ってほしい事、渡の希望、質問などをがんがん送りつけて行きます。

その答えを見ながら、書類を少しづつつくっていきます。IEPのゴールの作成ってなんだか、はたを織るような緻密な仕事です。細かい糸を紡ぎながら作って行きます。

午前、香穂と出かけから、午後は仕事。それから、明日の用意を手伝い担任や他の専門家にメールをかき、また仕事。深夜に自宅でまた見学したところへのメール書きや場所確保の為の調べものをします。眠る時間が減って行く....。

今日は午前、午後と飛び回ったので、仕事は山積みです。午前の部が終わったところで、香穂のほうがダウン。そうだろうなぁ。と思いつつ。なんだか、寝そべる娘がかわいそうになってきましたが、彼女も

「少しでも渡が幸せを感じてくれるところに行ってくれれば。」

というのがあるようです。自分が大学はハードだけど、楽しんでいるのだから、ところが、今日いらした方が香穂が大好きな和菓子をもって来てくださいました。これにはぐったりだった娘も大喜び。2つも頂き、元気になって、夕方に渡と3人でまた出かけました。

なかなか寝る時間がとれませんが、6月までは、こんな感じで続くのかもしれません。けど、なんとなく先が見えてきてうれしい私。楽しく新しい年が始まるといいね。

みんなでサポートするから、がんばろうね!渡!!(←けど、美人のナンパをがんばるんじゃないからね!!)