バスルームのペンキ塗りで格闘している私に娘からメールがきた。
私が「大変だ!」と愚痴ったら、返事に来たメール。
「ペンキ塗りは簡単だから、がんばって。ペンキはこんなこともできるから、面白いよ。」
というメールでした。いやー、白い壁を塗るだけでも、だまができたり、波ができたり大変なんです。これ。けど、まー乾いたら、なんとか見れるかな?という感じ。あんまり気にはならない。そんな私にペンキでこんなことできるって写メで言われても..。送られた写真はこれ。
この舞台は娘が設計して、ペンキ塗りは全て娘。家具も全て塗ったそう。壁を立てるのは、男の子がやるそう。床も全てペンキだそう。家具の塗り方の指示も教授から、
1960年代冬場の○○地方の使いこなされたバーの家具の色でね。
っていう指示がでるそう。私、そんなこと言われたら、教授に
私、そんなの知らない!って反論しそう。
この写真、たしかにつかいこなされた家具に見える。
いやいや、これは、ありえんやろ!!
「いやー。あんた、ペンキ屋さんになった方がいいよ。」
と思わず思ったが、進路を変える彼女には言えない。けど、ありえん。白い壁ぬるだけでひーひー言った私は、彼女の同級生の子で舞台芸術専攻の7割が舞台をやめた気持ちもちょっと理解できた。私が舞台芸術に進んだら、4時間以内にやめたい。1時間体験、2時間をやめるために教授の説得に費やし、残り1時間で、荷物をまとめる...。みたいな感じで。
舞台は見るのは楽しいけど、やるのは無理。芸術系は無理な私でした。こんな舞台を作らなきゃいけなくなったら、
「フルマラソンを走りますから、許してください。」
と言いそう。