自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

娘からのメールで、あり得ないと思ったこと

バスルームのペンキ塗りで格闘している私に娘からメールがきた。

私が「大変だ!」と愚痴ったら、返事に来たメール。

「ペンキ塗りは簡単だから、がんばって。ペンキはこんなこともできるから、面白いよ。」

というメールでした。いやー、白い壁を塗るだけでも、だまができたり、波ができたり大変なんです。これ。けど、まー乾いたら、なんとか見れるかな?という感じ。あんまり気にはならない。そんな私にペンキでこんなことできるって写メで言われても..。送られた写真はこれ。

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この舞台は娘が設計して、ペンキ塗りは全て娘。家具も全て塗ったそう。壁を立てるのは、男の子がやるそう。床も全てペンキだそう。家具の塗り方の指示も教授から、

1960年代冬場の○○地方の使いこなされたバーの家具の色でね。

っていう指示がでるそう。私、そんなこと言われたら、教授に

私、そんなの知らない!って反論しそう。

この写真、たしかにつかいこなされた家具に見える。

いやいや、これは、ありえんやろ!!

「いやー。あんた、ペンキ屋さんになった方がいいよ。」

と思わず思ったが、進路を変える彼女には言えない。けど、ありえん。白い壁ぬるだけでひーひー言った私は、彼女の同級生の子で舞台芸術専攻の7割が舞台をやめた気持ちもちょっと理解できた。私が舞台芸術に進んだら、4時間以内にやめたい。1時間体験、2時間をやめるために教授の説得に費やし、残り1時間で、荷物をまとめる...。みたいな感じで。

舞台は見るのは楽しいけど、やるのは無理。芸術系は無理な私でした。こんな舞台を作らなきゃいけなくなったら、

「フルマラソンを走りますから、許してください。」

と言いそう。