自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

昔話をしよう。

日本に行っていたこともあり、昔日本で聞いたことをふと思い出した。

私のアメリカ行きが決まった時に、45歳くらいの会社の男性社員から声をかけられた。彼は、生まれも育ちも同じ場所で、海外にも行ったこともないし、国内旅行もご自宅が農家なので、家族旅行もなかなか叶わなかったとおっしゃっておられた。私に向かって。

「海外はね。気をつけるんだよ。怖いところだからね」と。そんな彼は一度だけ、仕事で海外に行ったことがあるそうだ。

「僕が一度だけ行った海外はアメリカなんだけどね」

とおっしゃられたので、それで怖いって言われたら、今からアメリカに行く私はもう耳がダンボ。

「言葉が通じないっていうのは怖いんだ。」

彼が話してくれたのは、こうです。

仕事が終わって、ホテルで仕事着も脱いで、ホットしていたら、ものすごい勢いで、扉を

「ドンドンドン、ドンドンドン」と太鼓か?というような力で、叩かれたそう。

「ほら、アメリカの人は無茶苦茶体が大きいから、扉をノックって言うんじゃなくて、扉を破るつもりなのか?っていうくらいすごい力で叩いて大きな音を立てるので、怖いったらありゃしない。」とのこと。

一向に、その扉を破りそうなドンドンと叩く音は収まらないので、英語が全くできない彼は、扉の覗き穴から外を見たら、背丈の大きいガタイのいいアメリカの人が扉を叩き続けていたそうです。怖さMAXになった彼は、「どうにか英語で伝えねば。叩くな!って伝えねば」と思ったそう。

知っている英語でなんとか伝えようと思ったけど、まずは相手が誰か?を問い詰めねば.....。と焦って、思わず大声で内側から

「あんたは、Who?

って聞いちゃったんだよね。」

と言われて、大爆笑の私。

この時に、アメリカ行きって、面白いかもと思いました。

けど、実際行ってみると、この話なみの面白いことを私もドンドンやってしまっているアメリカ生活です。