自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症児に教えるべき事

渡のスピーチセラピーに行ってきました。先週の金発掘の続きをしました。独立記念日金が最初に見つかった場所、Colomaに行ったので、その時のことを学んでいます。目でみて体で体験すると、俄然理解が早くなるので、誰が最初に金を見つけたか?とか、短いレポートを書き上げて、持参した渡。理解した彼は、相当嬉しいようです。渡は小さいときからとにかく外に出ると決めていたので、ホテルや旅行は大好き。なので、体験学習とでもいいましょうか?そういうのはとてもやりやすいので助かります。

さて、引き続きアメリカの歴史ですが、進路が決まり、大学でノートを取らないといけません。ノートテーキングのサポートはあるけど、自分でも取れる事を目標としたいですね。ところが学校で特別支援学級では、鉛筆で書く事ばかりするので、ノートテーキング自体が渡にはできない。

ところが、今日は、Oregon TrailのことをiPadのアプリで(英語アプリですが)ノートテーキングをさせたら、すっごく綺麗にノートを取った。ありえん!あの数年間、ノートを取ることを教えてくださいと訴えた日々なんだったんだろ?「iPadを教室に持たせてください。ipadで書かせてください」で十分だったんだ!!けど、前に言ったときは、

iPadもほかの生徒に取られると責任が持てない。」とか、そういう言い方されてたなぁ。けど、取られてもFind iPhoneというアプリですぐに見つけられたのに。訴える論点が違っていたと猛省。

こういうふうに、やはり自閉症の子供の場合、iPadやコンピュータをフル活用すれば学ぶ範囲が広がる子供が多いと思う。

さらに小さいときからコーディングを教えていれば、成人なったときにコンピューター関係の仕事につける子供も多いと思います。

けど、教師側にこの技術がないのだと思います。当たり前ですよね。大学で特別支援学級でコンピューターの技術を教える為の授業も免許制度もないのだから。

特別支援学級には、こういう技術的なことを教える人(もしくは教師)を配置し、生徒各自にコンピューターやiPadを渡すべきだと思います。理科の先生や化学の先生がいるように、特別支援のコンピューター技術の授業の先生っていうのは必要ですね。選択制にしてもいいので、ぜひ作ってもらいたいと思います。

道が広がる子供さんが多くいると思います。