自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ラスベガスで引きこもる私たち

さてラスベガスの2日目。娘は舞台設定の製図を引き続け、色を塗り、ずーっと机に向いたまま。私もコンピューターに向かって仕事したまま。渡は、自分のDVDを見て、のんびりしています。けど、娘と

やっぱこれは引きこもりだよね。となり夕方、泳ぎに行くことに決定。

昼間は温度が40度もあり泳ぐには危ない気もしました。日差しも半端なく痛いですし。

さて、プールで私も泳ぎましたが、泳ぎが苦手な私は疲れてしまった。

プールサイドにいけば?という娘の言葉につられて、プールサイドへ。

プールサイドにいったら、やはりこれです。

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飲みながら子供たちをずっと見てたら、なんだか涙がでそうに。

昔、ラスベガスに来たときは、座ってなんていられなかったのです。とにかく渡は、水着のままでホテルに入り込み、カジノを走り回ったりするからです。私もそれを追いかけねばなりません。せっかくべガスにきても私は常に走りまわり、渡もつねに逃げ回るというなんだか、いつも悲惨な旅行でした。けど、普通の子供でも旅行は慣れないもの。一回で学べない渡には、なるべく何度も小旅行をさせてあげて練習すればいつかは、慣れるのでは?と。

それでも駄目だったら、

「あぁ、渡は旅行が苦手なんだな」

と思おうと。決めてました。

しかし、何度も来るうちに、渡はラスベガスや、ディズニーランドは大好きになりました。ホテルに住みたいというくらいです。渡も旅行自体を理解し、プールでルールを守り楽しく遊べるようになりました。楽しそうにしている2人をこれくらいいい天気はないだろうという晴天と、強い日差しの中で、ビールを飲みながら見ていて、

あぁ、私ってすっごく幸せだ。

と感じました。みんなに支援していただいて、ここまできました。こんなに幸せな日がくるって思ってなかった。ありがたい限りです。