自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

事故にあった開発リーダーその後

開発リーダーが以前事故に遭いました。皆様からどうなったの?と心配されましたが、リーダーは無事です。車は修理にもっていきましたが、リーダーが加入している保険は一日に掛かる代車のお金が保険でカバーする金額より上回ることがわかりました。

シリコンバレーは経済が活性化してきたせいか、レンタカーのお金が高い!

リーダーといろいろ相談した結果、代車のお金を払うのもバカらしいし、当分の間は私が出勤する前後にリーダーをおくり迎えにする事になった訳です。


私は香穂が戻ったかのように送り迎えのする人が一人増えた訳で・・。

車内で、仕事の話とかしながら出勤です。帰りも私が送るので、リーダーは前のように、長く会社にいることはできません。この事故は、リーダーもきちんと家に帰って休みなさいということなのかもしれません。

さて、修理工場(病院)に入院してるのは車の方。車はどうなったか?ですが、なかなか、返事がなかった保険会社から返事がやっときました。何を聞かれたか?というと、

「あんた、この車、まだ乗るの?本当に乗るの???」が開口一番だったようです。

最初っから、暗に廃車を勧められたそう。リーダーは物を大事にする人で、無駄使いもしません。無駄使いとリーダーというのは南極と北極くらい離れています。

「まだ乗るの?ってどういう意味?」

と穏やかなリーダーがちょっと切れてる。聞いてた私のほうが焦ったほど。

保険会社の説明はこうです。

「あなたの今回の修理代金は車の価値を上回ります。なので、修理代金は車代金以上にかかるので、廃車にしてください。」

よーするに、たとえば、5000ドルの価値しかない車が8000ドルの修理費になれば、廃車を勧められます。

ということは、

「他人が自分の車の廃車を決めるぅ?なんてぃこったい!」

と思うのですが、これが現実。

リーダーは、物を大事にするので新車を買う気はさらさらないようです。

皆様、中古でなにかいい車があれば、お知らせくださいませ。どうも長期戦で気に入った車を探すと決めたようです。

当分送り迎えが続きますが、一番喜んでいるのは渡。というのは、この送り迎えの最中に、渡が一緒の事が多いので、渡はリーダーに数学の宿題を教える約束を取り付けられるからです。渡はテストで点数を取るのは他の生徒より難しいので、どうも彼は宿題を100%確実にやり、期日にきちんと提出することで、がんばっているようです。ところが母はもう教えられないと気がついています。なので、車内でリーダーに会うともう命令形で

「数学教えるんだよ!!わかった?」

と半ば強制的に約束を取り付けている。なんて態度のでかい渡だ。

今回は、「廃車」という結果になってしまった為に、ボディショップ(修理工場)の人とずいぶん仲良しになった私。リーダーが廃車をいやがっているを知っているので、店の人がいろいろなだめたり説明してくれたりしたのでお店にいる時間も長く、なんとはなく私も話します。ボディショップに行く時は、私もついて行き、帰りは2台に分乗するからですね。

仲良くなったお姉ちゃんに、

「私たちの住むシリコンバレーで、一番いい車の保険会社ってどこ?」

と聞いてみました。すごく気のいいお姉ちゃんは、

「いい保険屋っていうのは、持ち主の気持ちを理解して対処してくれるところ。持ち主の立場にたって仕事をしてくれるところ。それは、State farmとAAA。」だそうです。へっー。知らなかった。いい情報でした。

リーダー、元気だしてね!気にいった車がみつかるといいね。リーダーが車を探してる間は、渡は宿題は常に100点だけどね・・。