自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

犬を送り届ける

IEPも終わりほっとしたので、朝のランニングを開始しました。

私の走る道は車の通りの多い場所を渡るのですが、今日は大量の車が止まっている。

なにか?と思いきや、犬が大通りのど真ん中で右往左往しています。

あっーこれは大変。

おばちゃんが車から降りて来て犬を呼び、みんなで歩道にあげました。

犬の首輪をみると住所も、電話番号も書いてあったので、一安心。とりあえず、犬が居なくなってはこまるので、撮影。

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黒い痩せた犬でした。


電話をしたけど、電話は留守電。メッセージをのこしました。

携帯で、住所を探すと、2km離れたところの人です。

「じゃ、私、走って連れてゆきます!」

ということになり、みんなが

「悪いわねぇ。」

って言うのだけど、他の人は車だし、車を捨てて連れてゆく訳にはいかないし。

「私、走ってる最中だから、お供が居たら嬉しいし」

ということになり。

犬を散歩する時の綱がないけど、首輪をもって一緒に走りました。

頭のいい犬で、私の歩調に合せて走ってくれました。らくちん。

けど、逃げたらどうしようと最初は心臓がドキドキしましたが。

連れていくと奥さんが出てきました。どうも裏庭の掃除をしていて、息子は3歳くらいと5歳くらい。奥さんは

「あぁ。庭掃除をしていたの。ありがとう。」

と犬をひきとり、あわてて犬を家の中につれて入って姿を消してしまったので、犬が出たであろうガレージのドアを閉める気配もない。

「また犬が出ちゃうよ。」

と思ったので、私が犬が逃げたであろうガレージのサイドの扉を閉めて帰って来た。

大丈夫かな?と思ったけど、子どもたちも嬉しそうにしていたし、よかれということで。

もう迷子にならないでね。危ないから。