自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

5kmマラソンでトロフィーを頂いた私

5kmマラソンに出てきました。実は2週間前も出たのですが、このときはすごく調子がよく、22分台でゴール。なのに、高校生の陸上の子たちも出ていたので、3位入賞ならず女性総合4位でした。

会社でも

「高校生でしかも、うちの渡よりも年下の陸上部が走ってるんだもん。かなわないよー。年齢もちょっとは考慮してもらいたいよねー。」

と愚痴っておりました。


で、本日のマラソン

急に出る事を数日前に決めてレジストしたものの、ここ2週間まったく運動していませんでした。渡のIEPや、プライベートなことで、寝る時間も極端に少なくなったからです。

5km前に、2km軽く流して走ったのに、すごくしんどい。流しの走りになっていない。ぜーぜーした。あーこりゃ駄目だな。と。

ところが、今回は、スタートから800Mが走る部分が狭く、人を追い越せませんでした。普通はタイム順番に並ぶのですが、今回はそういう指示がなかった。なぜか乳母車を押してる人が私の前にいて、追い越しができなかった。スタートの時に、この人に私の前の場所を譲ってしまったのでした。どうしても子ども連れに弱い私。まー今回ぜーぜーだし。と思いながら・・。なので、全体的にみなさんタイムがわるかったものの、どうも前に3人女性がいたか?いないか?です。私の記憶では、2人。もしかして・・。と思っておりました。

結果発表を待ちながら、ゴールする人たちを見ていたらゼッケンつけて、びっくりのゴールがありました。

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犬です。飼い主に連れられてゴール。

よかった。犬に負けなかった。ほっとした私。もうこれだけでも嬉しいですね。犬に負けたらしゃれにならない。ゼッケンがあるということは犬もお金を払って走ったのでしょう。

面白いカリフォルニア。

しばらくすると結果が張り出されました。

女性部門の3位です。やったね!

今回は表彰式まで待ちます。

待ちながら、いろいろ思い出しておりました。昨年5月に手術をし、その前に比べたら、今は、3~4分早く走っています。もちろん術後より歳取ってる訳で。術後4ヶ月くらいで、マラソンに出始めましたが、ふくらはぎを痛めて、半年休暇。

今年、暖かくなってから、走り始めるように・・。だったので、夏から走り始めました。

ずーっと運動していた訳じゃないし・・。けど、年齢に関係なく努力していたら、体力は戻るのね。人間ってすごいな。と感動していた私。まだまだペースが乱れたり、息があがったりで、完全な素人の走りですが、なんだかご褒美をもらった感じです。

そんなこんなで表彰式が始まりました。

大会の委員長から説明がありました。

「年齢が行くにつれ、人間は早く走れなくなるし、走ると言うこと自体が大変なことになります。今回の表彰式は、グループを年齢で大きく2つにわけて、高い年齢のグループの一番の人がトップの表彰トロフィーを授与されます」

「えっ・・。もしかして、この人、私の前回のレース後の会社でのグチを聞いてた?のかな?」

っていう感じです。あり得ない・・。けど、よく考えると

「もしかして、私・・かも??えっ?まさか・・。」

明らかに私の前を走っていた2人は私よりはるかに若い。

ということで、女性の優勝トロフィーは、と言われて、

"Yumi Kubo"

と名前が呼ばれました。

えっー!!

一番驚いたのは、私かも。あめりかーーんな表彰の仕方です。

トロフィーを頂き、しっかり握手。3位のメダルだったはずなのに。

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驚いた。

トロフィーなんて、個人的には、もらったことがない私。Voice4uではもらったことがあるのだけど・・。

頂いたトロフィーはこんなもの。

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家に戻って来てお留守番していた渡に見せたら、トロフィーの字を読んで。

"Mom got the first place! Yay!"(ママが優勝!やったー!)

と言われました。今日の一番嬉しかった事かも。ありがとね。渡!