自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

理系のどうしても許せないこと

久しぶりに理系の人です。私は毎日元気に出社して理系のリーダーの楽しい行動を体験しております。

今回は、クリーニング。

実は会社から徒歩で行けるクリーニングやさんがとても安いということがわかり、渡のシャツをランドリーで出してみました。

自閉症の渡は、服を着させるとなんか、服と体が密着していないんです。服に着られる感じというか、なんか服が着崩れます。

それで一度ランドリーにだせば、ぴしっ!と生地がなるだろうと思ったのです。

数日後。クリーニングが出来たので、取りに行きました。しっかりアイロンがあたっています。これなら渡もシャキッとしそうです。会社に持って帰ってきました。リーダーに

「見て見て!すっごい綺麗になった!安いよー。リーダーも出せば?」

と言うとみるみるリーダーの顔が曇ってきました。

えっ?私、なんか悪いことしたかな?と思っていたら、リーダーが

このクリーニング屋さん駄目です。ゆみさん、今後使わないほうがいいです。ありえないです。

と言われてしまいました。

えっ・・。リーダーまだ使ってないじゃん。使ってないクリーニングやを駄目だってなんで言うのかな?と思いきや、

みてください。襟元のシールの部分。こんなところに渡君の許可無く、名前が書かれているじゃないですか!それもお母さんの名前。これは渡くんのシャツです。さらに!その名前が間違ってる。渡くんが気の毒です。

えっー!!!

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ほんとだ。YumiがYimiになってる。Yimiって誰だよ。と思うと、笑えて来た私。

リーダーは、

ゆみさん、笑ってる場合じゃないです。高校生の男の子が襟に母親の、それも間違った名前をつけて学校に行くんですか?こんな許可無く、人の服に落書きするお店は駄目です

私はやられちゃったなーとおもったのですが、まーカリフォルニアだし、おおざっぱだからこんなもんだよ。しょーがないよ!と思っていたら、なんだか、リーダーはしばらく機嫌が悪い。几帳面なリーダーには、この無断の名前書き(さらに、間違っている!)が許せないようでした。

私はあまり気にしていなかったのですが、渡も気がつかなかったようで、そのまま学校に着て行っておりました。

ちょっとお値段が張るようなクリーニングやは、このようなことはありませんが・・。

ふと

「実はこういう店は多いのじゃないか?」

と思い、近くのリサイクルショップを覗いて、カッターシャツをみてみました。

結構、あるある・・名前の入ったカッターシャツ。奥さんの名前入りだ。と思われるのもあり。


昔、旦那さんの浮気防止に旦那さんの下着に奥さんの名前をマジックで書くというのを聞いたことがありましたが、カリフォルニアでは、あまり効果がないかもしれませんね。

やはり、きちんとしたリーダーの性格が繁栄された「このクリーニングやさん駄目!」の感想でした。けど、まだ使ってないうちから、駄目のレッテルを貼られたクリニーング屋さんは、ちょっと気の毒・・。と思ってしまう私です。