自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

Happy Halloween!

ハロウィンです。今年は、渡は、コスチュームを着て回らず、自宅にいて、お菓子をあげる側に立ちました。高校生がコスチュームをきて回るのも・・。と思い。

そろそろ大人の役をするのも渡には、いいかな?と思った訳です。

最近の傾向から、100人も来ないなと思っていたのですが、(昔は500人とか平気で来ていました)今年のハロウィンは、日曜日でお天気もいいことがあり、多くのお子さんがやってきました。

渡は子供さんがくるたびに、お菓子を袋にいれてあげて、

"Happy Halloween!"

と言います。

私としては、子どもたちが来たらそれを見て自分もコスチュームに着替えて、近所を回るって言うのでは?とヒヤヒヤしましたが、そんなこともなく、みんなにきちんとお菓子を渡して、挨拶をしています。


渡は子どもたちがくる時間、空き時間があるので自宅でお手紙の発送のボランティアを請け負っておりましたので、それと同時進行です。忙しそうにしておりました。

こんな渡も理解に苦しむことが発生。


仮装してくる子供の中には、まだヨチヨチ歩きのお子さんもいて、お母さんが手を引いたり、体を支えたりして、やってきます。お父様はその横で、ビデオを撮っております。

渡としては、玄関先まで来てくださった訳ですから、お父様にもお母様にもお菓子を渡します。ところがご両親は、遠慮されて

「私たちは要らないのよ。子供だけで充分。」

渡、びっくり!

ハロウィンの日に玄関先までやって来て、お菓子を断る人がいる!!という驚きの顔です。

渡もなかなか強気で、必死で渡そうとしますが、ご両親も遠慮されて、頑に断られます。

なかなかこういう理解が難しい。

ご両親は付き添いなんだよ。渡に

「あのね、ハロウィンは子供のものだからね。だから、渡も今日は家にいるでしょう?大人には、渡さないでいいんだよ。」

と説明しました。なんとか、理解した渡。



リビングに戻りボランティアの仕事を続けていると、しばらくして、また人がやってきました。

扉をあけると、どうみても大人にしか見えない背も180cmはあるんじゃないか?と思われる中学生のグループ。

渡は小首をかしげてみておりましたが、思い切ってお菓子を渡していました。中学生達も

ありがと!と言って去ってゆきました。

私は慌てて、

「コスチュームを来てる人は、渡すんだよ。」

と説明しましたが、女の子は、日本のアニメブームで、どこで手にいれるのか日本の高校の制服のような格好で来ている子もいます。

なかなか混乱した渡のハロウィンですが、無事に一日が終わりました。

楽しかったね!