自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡のデイケアいやいや病の真相

渡は学校の帰りに、一週間のうち、数日をデイケアセンターで過ごします。

私の仕事が立て込んでいる日は、結構お世話になります。

ところが、ここ数日、行くのをすごく嫌がります。あまりに嫌がり、話す言葉もつじつまがあわない上に軽いパニック症状が出ます。

ここで、香穂、登場。

香穂が口頭でタイプうちをして、文章を見せながら問答です。

渡もタイプうちだと、かるいパニック程度だと、口頭よりは、まだ答えられます。

判明したことは、

デイケアセンターの先生が怖い」

「R君が・・」

とのこと。R君がいじめるのか?と聞いたら、

「そうじゃない。R君は、いい子だ」

といいます。

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R君がいい子なのに、なぜその子の名前がでるの?



私が思い当たるのは、渡は1ヶ月ほど前にディケアセンターのVHSをながめて、そのまま自宅持ち帰ったことがあり、私にきつく、きつく注意されました。さらに先生にお願いして、再度注意したので、それを根にもっているのでは?と疑っていました。けど、それにR君は関係ない。


今回の”いやいや病”の件をデイケアの校長先生にメールして、いろいろ担当の先生に聞いてもらった結果、すぐに理由が判明。

どうもR君が2回、渡のめがねをむしり取ろうとしたそうだ。

クラスの先生はとても危険なので、R君を怒って、渡に謝らせたそうだ。

平和主義で自閉症の渡は、なぜR君が怒られてるのか?という事実がわからない。

「最初から、R君が怒られるところまでのストーリの認識」ができず。。。

眼鏡も小さい子供に、とられることは、たまにあるので、彼の中では

「そんなに嫌なことではない。」

ようです。なので、余計に先生が怒る意味がわかっていなかったようだ。



校長先生からのレポートを聞きながら、納得した私。

校長先生は、

「渡には、クラスの先生はあなたのことが大好きだし、いつも手伝いをしてくれて、とても助かってるし、とてもあなたのことを誇りに思っているので、来てくれないと悲しい。と伝えてほしい。」と言われました。

すぐに伝えると渡もすごく驚いた顔をして、理解しニコニコと笑って、

「今から、デイケアにいく」

という始末。

あのー・・今、夜なんですが・・。


とりあえずほっとした一日です。

物ごとの1から最後までがわからないとなかなか苦労する渡です。