自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

UC Davisのぬるいリサーチ

UC Davis(大学)が、自閉症の症状は1歳までは現れない。というリサーチを発表しました。リサーチをした先生は、Sally Ozonoffという人ですが、私は彼女に

「ちょっとここに来てもらって正座して話そうじゃないの!!」

と思うくらい、このいい加減な調査に腹が経ちます。

まずリサーチしたのがたったの50人。ありえない。

日本だったら、ひとクラスの学級を調べただけでこれが全世界の共通ですっていってるようなものです。

ただトラッキングしただけのような簡単な調査(といえるのだろうか?これが)で、ありえないものです。

こんなものを取り上げてしまってはいけません。

うちの渡に関していえば、しっかり症状はでていました。

まず、

  • 母親を追い求めない(ベビーシッターさんにあずけても
  • お母さんが引き取りにくる時にベルがなっても渡だけが扉に来ない等)
  • クレーン現象がある
  • 目が合いにくい(こちらをみてるのだけど、眼球をみない感じ)
  • 訳のわからない理由で突然泣き出す
  • 耳が聞こえないかのような反応(呼んでも振り向かない)
  • あやしても声をだして笑うことが少ない
  • 砂場で座らせてもセンサリーの問題で、手の甲に砂を流して眺める
  • 同じ遊びをする
  • おなかが減っても泣いたりして知らせることが少ない。

これらは1歳前にでていた渡の自閉症の症状です。

スタンフォード自閉症の権威の先生もこれは自閉症の症状と言っておりますが・・。

私の周りのお母さんも

「そうそう!そうだったわー」

なんて言う人が結構おります。もちろん

「えっ。わかんないな?忘れたな?無かったんじゃないかな?」

という方もいます。気にして観察しないと上記の事は確かにわかりにくいです。

しかし、この50名程度の子供を調べて

「あっ、症状でないわねー」

なんていう研究発表を載せてしまってはいけません。

大変でもしっかりリサーチしましょう。