自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

英語上達の難関 - 主婦の会話についていけば英会話はマスターできる?

アメリカに住んでいますが、私は英語があまり得意じゃないです。

苦手な私は、会話をしながら、あぁ、次はこういう会話になるんじゃないかな?と推測しながら聞いています。

自閉症関係の話だと意外に判って、特にお医者さんとの会話は、まだ察しがつきやすいです。自閉症の症状等は、こちらが病院に行く前にインターネットで調べまくりますので、どういう単語の意味があるか?というのは、わかってきます。

あと、仕事で英語を使われる方も大変だなーと思い、聞いてみると

「専門分野ですので、やはり調べますからね。知ってる単語が多くなりますよ。」

とおっしゃいます。そんなものなのかなーと思ったりします。

こんな私が思うことは、英会話で一番難しいと思うのは、一般の会話だと思います。

特にカリフォルニアの場合、みんなが包み隠さず自分の家庭内のこと等を話すからかもしれません。

テレビをつけても、えっーありえない。みたいな家庭内情をご本人がでてきて、とうとうと語ります。

一番すごいと思うのは、Who is my father?という番組です。

これは、JTPAの渡辺千賀さんに教えていただいて、私も何度か観てますが、誰が我が子のお父さんか、DNA鑑定をして調べてもらうというものです。

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これもまだ主旨がはっきりしているので、わかり易い英語ですが、やはりもっとも難しいのは、主婦の井戸端会議。

昔、近所のおばちゃんと話していた時も、まったくわからず困ったことがあります。まず日本の主婦と共通なのは、話があちこち飛びます。

話を聞いていて、

「おっ、飼い犬の話をしてるな。よしよし、これならわかる。」

と思い、聞いているとなぜか、ヘヤーカットの話に変わってる・・。あっヘヤーカットの話なら、私も前に右と左の長さが違うように切られたことを言いたい!と思って話そうと思うと、どうも内容が変わって、話は、スーパーのレジの○○さんが・・。なんていうとっても限定された話になっています。



そんなある日、私が立ち話をしていたら、近所のおばちゃんが。

「ねぇねぇ知ってる?3軒隣の一人暮らしの○○ばーちゃん・・。」

と話し出したので、私は、いつものように予測を立てた。

1.子どもたち家族が遊びに来る。

2.車が運転できないので、どこかにつれていってほしい。

3.体調が悪い。医者につれていかないと。

4.子どもの家に孫の顔を見に遊びにいくので、留守の間の新聞をとったりするのをしてほしい。


くらいを予測してました。


で、近所のおばさんは、急に声をひそめて話し出した。

「それがね。○X△■なのよ。」

えっ?わかんない。けど、なにか聞いたことがある単語だ・・・。なんだろう?

と思い、思わず聞きなおしてしまった。

「それがね。妊娠したらしいのよ。」

だった・・・。すごすぎる・・。一瞬娘の話か?とおもいましたが、ご本人だそうです。けど、そんなプライバシーまで、なんで知ってるんだよっ!と思いましたが、なぜか知ってる。

これは予測ができない。高校の英語でも

「近所に住む一人暮らしのばーちゃんが、妊娠した。」

っていう例文は、習わなかったし。

びっくりしました。

さすが、ビバ、カリフォルニア!です。