渡が電車通学をしはじめて5日目に突入しました。
金曜日だけは都合があって車で通います。
2日目の朝。
いつものように学校にいく準備もせずにだらだらとしていたがために、電車に乗り遅れ、目の前で電車に先にいかれてしまった渡。この失敗は、大成功に結びついたようです。
と、いうのも、アメリカに長く住むと日本にいるときほど時間に神経質になりません。
渡に至っては、自閉症のくせにルーズ。自閉症は、もっと時間に正確だと他の人か言われたくらいだったのですが、朝電車に乗り遅れてからというのも、時間を気にして、間に合うように努力するということを学びました。
出かけるときもいつもは私が、
「渡、急ぎなさい!」
と怒っていたのが、今は、
「ママ、急いで!」
と言われます。
こうなると自分の身の回りのことを自分でしないと出かける訳にもいかないので、朝からビデオも見ずに、必死で自分の準備をきちんとしてから、
「ママ急いで!」
と言うようになりました。自分の準備ができてないのに、
「ママ、急いで!」
なんて言ったら、大変なことになることは、渡でも承知しています。他のシーンでもこのことは、活かされていて、公文にいくときも友達と約束しているときも、時間を気にして準備するようになりました。
やっぱ人間、失敗したら学習するもので、特に好きなことでの失敗は得るものがあるんだなー・・・。と納得。
失敗しないように努力するのも大事だけど、失敗してもそれで学習することもできるので、結局は、失敗しても後から努力していれば、成功に導くことができます。
昔、シリコンバレーで起業し、大成功をしてる方のレクチャーを聞きにいったときにもその方がおっしゃってました。
「失敗した人とあなたのように成功した人の違いはなんですか?」という質問に、
「成功と失敗は人生の中で繰り返しやってくる。失敗したという人は、失敗したところで、ものごとを諦めてやめたということで、成功するまで続けなかったことだ。」
と言われました。ごもっとも。