自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

University of southern Californiaの合格者対象のOpen House~アメリカの大学に入学するということ~

朝6時に起床した渡は、公文をし持参した手作りパンを食べて、PCで遊んでおりました。香穂は、出遅れて7時過ぎの起床。出かける準備をし、ホテルを後にして、いざUSCへ。朝ご飯を途中で食べようと思ったけど、

「遅刻したら嫌なので大学の近くで食べよう」

という香穂の意見を聞き入れて、大学へ。USCの前には、吉野家があり、牛丼が食べれます。

牛丼がなによりも好きな香穂ですが、カロリーオーバーなので、わたしは、あまり食べさせたことがありません。

しかし、前回安全に食べ物を食べれるところがみつからなかったので、ここに入ったのを彼女はしっかり覚えていた。


格通知が来たときにプライベートでお願いしているカウンセラーの方と受かった大学のいいところや、悪いところをあげていたら、香穂は、

「USCのいい所は、吉野家が目の前にあること。悪いところは、あの吉野家のタマネギは、固すぎること。」

と言ったくらいですので、結局、朝から吉野家の牛丼になりました。 前回見たときには、わりと気に入っていたのですが、それはまだChapman Universityに行く前の話です。

大学に向うとすでにレジストレーションが始まっていました。

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ところが、ジョージ・ルーカスが出身校であるUSCに複数の校舎を寄付して、いま、たくさんの校舎が建てられているために、シネマとシアターの部分のところは、工事だらけ。シネマは世界一のレベルと言われています。

ちなみにこの大学の学生を世界ランキングにいれると世界13位くらいに位置するそうです。(←とツアーの人が言ってた)

話をもどしてして、ジョージルーカスの名前の校舎はすでにあるのですが・・。

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その工事の横を抜けて、今回は、体育学科の建物内で、各グループに別れての話し会いになります。

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歴史のあるこの大学では、校舎内も趣きがあります。

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同じ時間に学部等や、サブジェクト等にわかれて、1時間に5つくらいの説明会が行われます、

その5つの中から聞きたいものを選び、そのクラスに行きます。



香穂は、在学生の学生ディスカッションを選ぼうとしましたが、すぐに教室が満杯に入れず・・。しょうがないので、他のところにいくと、そこは人数が少なく、授業の疑似体験が親子で、できるようなクラスでした。これは、渡は、参加できないので、教室から出てきました。その間、渡は建物内にあった体育館で、ご機嫌で走り回っておりました。

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2時間目は、舞台芸術のツアーに出た香穂。これも私がはぐれてしまい(渡じゃないところが、問題だぁぁ。ごめんよ、香穂!)結局、香穂が一人で見て回りました。地下にすっごい施設が山のようにあり、いったいなんなんだ!この大学!と思うほど、すばらしい設備だったそうです。

3時間目は学校のツアーです。

これが、新入生の寮の一棟。マンションが大学内にたくさんある感じです。

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図書館は化け物みたいなのを2つみました。7日間、24時間、開いてるそうです。「ナンボほど勉強するねん!」って突っ込みたくなりました。

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この下の図書館は、実は、9階建てだそうで、なんと地下5階まであるそうです。

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なんか、大学内がもう完全に都市になってる大学です。




午後はお昼ご飯が配られました。

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お昼が終わったら、今度はファイナンシャルの話。

なんとアドミッションの人が来た訳でなくて、この学部の会計係のような人が来たために、あまり詳しくわかりませんでした。

けどこの頃には、香穂は

「あのさー。私、ここの大学、私には違うと思う。」

といい始めておりました。

学部が細かく別れていて、授業も細かく追求する感じで豊富。なんでもあります。けど、香穂は、その授業の枠を超えたようなことを、いろんな人たちとしたいと言います。たとえば舞台の芸術と光の研究を足したような物をしたいといったら、光関係は光の部門でやって、芸術関係は芸術の部門で・・。という話だったようです。

それと、とにかく大きすぎる大学であるので、移動もなにもかもが大変。それに「とにかく1番がいい。」という学校の方針を感じてしまうところも苦手。

さらにUSCは、UCLAと仲が悪く喧嘩状態で、お互いの大学に飛行機で牛糞を撒いたこともあるそうな・・。

これは、もうだめだ・・

”怒らない。平和主義。みんな仲良く・・。”

が大好きな香穂は、こういう話は聞いてるだけで苦手。

前回のツアーの時もそういう話をちらっと聞いたので、とどめでした。

もっというと、

「アイデアが思いついたときに誰に言うのか?誰がまとめていくのか?責任者は誰か?等々が細かく別れて、誰に言えばいいか、私にはわからない・・。山のような人たちと交渉しないと大きなアイデアが出せない。この大学は、1週間だったらいれるかもしれなけど、1年は、無理」

という香穂の感想。


そうそう!ここは香穂には、合わないよ。

と私も思っていたので、非常に納得。

自分の行きたい大学に行けばいいよ。

月曜日はChapman Universityなので、これは楽しみです。