自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

もう一通の合格通知

香穂にもう一通の合格通知が来ました。香穂の第一希望の大学は、まだこれから作品を提出し、それが終わったら、面接プレゼンと続き、発表は、5月になるみたいです。香穂は、第一希望の大学以外も受けているので、合格通知が来ました。もし第一希望が落ちても、他の大学に2年ほど通って、好きな大学に試験をうけて編入という手もあるので、数校受けています。いろんなことが、ありありのアメリカは、私は、好きです。

この合格通知が来た大学、実は、私が

「受けてみたら?」

と勧めました。というのもヨセミテも近いし、香穂の大好きな音楽(バンド:吹奏楽)の先生もここを出ていて、芸術もスポーツも力を入れている感じがします。絵が大好きな香穂にはいいかな?と思ったのですが・・。

私が

「よかったねぇ。」

と言うと、

「けど、ここは、私の第一希望じゃないのと、田舎だしな。」

と言うので、

「えっ~!いい大学だよ。街も人口は、50万人弱くらいいるし、田舎じゃないよ。それにね、この大学の近くにすっごくおいしいビール屋があるんだよ!!」

って言ったら、まじめな香穂は、すごく冷静に、

「ゆみちゃん、私はね、大学に勉強をしに行くの。呑みに行くわけじゃないの。おいしいビール屋があって、嬉しいのは、ゆみちゃんで、香穂じゃない。」

「けどさぁ。。そういうのも大事じゃん!」

「だから、それが大事なのは、ゆみちゃんだけだってば。」

・・・・・・・大事だよ・・・・たしかに・・。私にとっては、大事だ。


この大学フレズノにあり、101匹わんちゃんや、白雪姫を作ったフランク・トーマスという人の出身校でもあります。

香穂もこういうところは、とても気にいって受けたのかもしれません。

フットボールも強い大学で、運動するのも、見るのも好きな私は、楽しめそうな大学です。ということは、なんか、やっぱ、私向けの大学だったのかも・・。という気もします・・。