自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡はどこから来たのか?渡の見解

渡の学校での話です。渡の担任の先生は、おなかに赤ちゃんがいます。日に日に大きくなっていくおなかに少し渡は、不安もあったようです。きのう先生と宿題の訂正を一緒にしていたら、突然渡が先生のお腹を指差し、

"FAT!"(太ってる)と言ったそうです。

あちゃー・・。

アメリカの学校は、Fatとか、FWordとかを言ったり書いたりするのは、差別になりますので、停学処分になります。

書くと罪はさらに大きくなり、数日学校に来れません。障害児だから・・。なんていう甘いこともありません。

「罪は罪」な訳です。

渡は、私に、

「あまりたくさんの量を食べると、おなかが、太るよ」

といわれていたので、先生のおなかが日に日に大きくなるのがとても心配だったようです。たぶん「先生食べ過ぎちゃったんだ」と思っていたのでしょう。

けど、担任の先生は、すごくいい人なので、先生は太っている訳じゃなくておなかに赤ちゃんが、いるという話をしてくれました。

なんとか理解していようですが、

「じゃ、その服をめくって、赤ちゃんを見せて」

と言ったそうで、なかなかこういう性教育は、難しいですね。

そのことをきいたので、帰宅したときに

「じゃぁさぁ・・渡は、どっから、来た訳?ママは何なの?」

と聞いたら

「僕は、病院から来た。ママは、ママ。」

と言われてしまった・・。えっ・・。ママは、ママか・・。

たしかに、赤ちゃんの話や、

「私が苦労して産んだ。」

とか、そういう話を私はしないので、渡は、理解しにくかったのでしょう。

こいう話もしないといけないと思った私でした。