自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

難を逃れる私~Part2~

先日難を逃れた話をアップしましたが、あれからも、まだまだすごいことが起きています。まず、金曜日のことですが、渡が通う学校を見学をさせていただきました。いろいろな資料等まで準備していただき、いろんな先生が集まって来てくれて、質問等はないか?とおっしゃってくださいました。


2日間に渡って見学したので、お礼になにか差し入れを・・と思って、ドーナツ屋のチェーン店に向いました。初めて走った道なのですが、対向車線との間に低くレンガを敷きつめてあるような道を通って到着します。

その道を通っていたときに対向車線の車が一台、すごい音を立てて、勢いよく走って来ていました。見ると、タイヤがバーストして、タイヤのゴムが全てとれてしまい、ゴムが対向車線に入って来て、なおかつ、白煙をあげながら、私のほうに突っ込んできます。

「あぁ。人ってこうやって死ぬだな」

と思った瞬間、車が、中央にあるすごく低いレンガに乗り上げてきました。

「あっ、ぶつかる!」

とおもった瞬間。その車は、平行に真横にずれて、元の車線に、戻り、白煙をあげたまま元の車線で止まりました。子供がミニーカーを手でよこから押してずらした感じか、もしくは、車の横の部分(乗り降りする扉の部分)に他の車等の衝撃をあてたかのように綺麗に真横にずれました。


すごく動きが不自然・・・。勢い良くは走って来た車のタイヤがとれて、真横に動くなんて、すごく変な動きです。

とりあえず接触もなにもなく、無傷で、ドーナツやに到着。怖かった、怖かった・・・。



ドーナツ一個を買って、少し気持ちを落ち着けようと、ドーナツを食べながら気分を紛らわせておりました。

さて、気持ちが落ち着いたところで、問題は、ドーナツを2ダース買うか、1ダース買うか?です(笑)

2ダース買って、「多すぎる。私たちを太らす気?」みたいに思われても困るし、1ダースで足りなくても困るし・・。

最近、なにかと出費の多い私は、さんざん悩んだあげく、今度お金に余裕のあるときに2ダース買うことにして、今回は、1ダースにしよう!とやっと決めて、カウンターに向いました。

「すみません。ドーナツを1ダースください。学校にもってゆくので、紙ナプキンを多めにください」

というと係のおばちゃんが、

「学校ってクラスは何人いるの?」

と聞かれたので、

「生徒は8人。あと先生たちが複数います」

って答えたらすぐに障がいのある子どもたちのクラスだと理解してくれたようで、

「じゃ、これ、もう1ダースあげるわよ。クーポンをつかったことにすればいいから」

と頂いて帰ってきました。おばちゃん、ありがとう!!!!



すごいことがあったなぁ・・・・と思った数日後。

渡を学校に送っていこうと思って、用意をしていました

その日は、訳もなく、出るのが遅れ、遅刻か。。と思うような時間になってしまいました。

渡にまで、

"I'm late."

と言われたのですが、どうして出るのが遅くなったのか?理由がわからない。いつもなら、前の晩から、お弁当の用意をしていなかった等々の理由もない、とにかく時計を見たら、遅刻だった。

私は、保育園の時から子供を学校におくっていますが日本人学校以外は、遅刻したことは、一度もありません

日本人学校は、現地校の行事が朝あると遅刻してついたりします)

あぁ、残念。けど、急いで事故を起こしてはいけない(先日のこともあるので)と思い、運転していると、なんと車一台が、中央分離帯に何キロにも渡って植えてある大きな”きょうちくとう”の木に空から落としたように斜めに突き刺さっている・・。

中から人が降りて来て、電話をしています。どうもけが人はいない感じでしたが、救急車もなにもまだ来ていないので、わからない。

あと5分でるのが早かったら、この事故に巻き込まれていたのか。。と思いながら走っていると、しばらくしたらラジオから、

「高速道路で事故があり、車が中央分離帯にあるので、撤去作業の為に高速道路を封鎖。一車線をあけるが、うごかないので、迂回するように」って流れました、

すごすぎる。あと5分遅くても学校に行くのが、はるかに遅れています。結局、車が来ないので、道がすいていて、遅刻もせずに無事に到着。

なんか、難を逃れる私です。災難も私が怖いらしい・・。