自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

バージニアテック乱射事件

バージニアテックで銃の乱射事件がありました。

私は、朝ラジオを聞いて知りました。アメリカの大学は、柵などで覆っているところは少なく、多くの大学が誰でも入れるようになっています。事実、私と香穂は大学見学ツアーに行ったときも、身分証明がないと入れない大学は1校もありませんでした。

我が家の香穂も2年後にはアメリカの大学に進学します。

私としては、亡くなられた学生のご両親の気持ち、犯人のご両親の気持ち、子の親として、いろいろなことを考えてしまうとやるせない気分でいっぱいになりました。精神的に、一日暗かったです。危機管理は、本当にしっかりしないといけないアメリカだと思いました。

危機管理で思い出したのは、911の時。私は朝寝ていたのですが、日本に住んでいたダンナからの電話で起こされて、

「テレビをつけろ」

といわれて、テレビをつけたら、ビルに飛行機がぶつかっていた。寝ぼけている頭も手伝って、それが映画のシーンのように見えました。私は、英語が苦手なので、どうしていいかわからんず、とりあえずアメリカ空軍に勤める友達の家族に電話しました。

朝、寝ていらしたのですが、私たちは、どうすればいいのか?子供は学校に行かせていいのか?を聞くとまだ寝ぼけていた友達は、とりあえず学校がお休みとはテレビでは、流れていないので、行かせてもいいんじゃないの?といわれて、登校させました。しかし、しばらくして、西海岸に向かった飛行機1機と音信が途絶えているといわれて、渡を慌てて迎えにゆきました。

理由は、やっとテロだと認識した私は、犯人が地上や学校などを攻めた場合、渡は、静かにすることが不可能で、みんなに迷惑がかかってしまう。特に集団でカフェテリアで長時間待つというのは、無理です。なので、自宅に連れて帰ってきました。幼稚園と小学1年の親御さんは、結構迎えに来ていました。香穂は、そのまま学校です。学校の先生は、英語もわかるし、危機管理の訓練も受けています。英語ができず危機管理がうまくない私のソバにいるより、そのほうが安全と私が判断しました。障害児の危機管理は、本当に難しいと感じたのはこのときと前回の大洪水の時でした。この話は、また後日・・。