渡の中学が決まりません。私がこだわるのは、スケジュール表。
これです。渡は毎朝、今日のスケジュールを自分でノートに書き込み、自分で、確認しながら、一日を過ごします。ほとんどの学校で、一人一人のスケジュールはあるのだけど、それは、担任もしくは、助手の先生が書き込み、助手ができたものをひとつひとつ消してゆきます。これだと
「管理されている」
状態で、自分自身で、スケジュールを
「管理する」
のとは、随分意味が違います。
渡はヘタクソな字でこのように一日のスケジュールを書いています。
ひどい学校になると、助手がその紙を持っているため、生徒が確認できないときもあります。渡の場合は、机の引出しにいれてあり、気になるときは、机の上において、常に確認してもいいようになっています。
中学に進学しているのに、スケジュールを
「管理されている」
のはどうしても納得がいなかい。
各中学の見学で、
「これは、渡は、自分で書いて自分で管理している」
と言うと、
「あっ、うちのクラスでもできるわよ」
というが、後日その学校にいっても相変わらず助手が管理している。
これは、後退だ。
自分のスケジュールを自分で認識して、管理してゆくのは、自立の上で、とても大事だと思う。