自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

梅田さんのブログを読んで

3月17日に梅田さんのブログを読みました。私は、これは、ぜひみなさんに読んでもらいたいです。これは、自閉の子育てにも一部当てはまります。私も自分の子育てを猛省するのだけど、自閉の子どもは、確かに人から、怒られたり注意されることがとても多いです。なので、いいことをした時は、人の3倍いえ、5倍誉めてあげる。

言語の処理があまり得意じゃない子どもも多いので、普通のこともよりより詳しく、よりわかりやすくするためにもたくさん誉める。

ところが大人ときたら、多動の子どもが、がんばって、15秒椅子に座ることができても、誰も誉めない。

彼らにしたら、15秒椅子に集中して座ること、がどれだけ、大変か?ということを、保育者側が知っていなくては、いけないことだったと猛省しています。(別に15秒じゃなくて、1分でも2分でもいいのだけど)

渡だって、ごそごそしている時や暴れるときは、どれが一番いいのか?どの行動が、自分を守れるのか?がわからなくなっているのではないかと思いました。

なので、こちらにあわせて、少しでもきちんと座ってくれたときは、誉めるべきだったし、私たちがあたりまえだと思っていることを渡がしてくれたときは、誉めるべきでした。だって渡には、あたりまえを100%きちんと説明はしていないのだもの。

大きくなった自閉の人が

「なんだ、説明してくれれば、それはできたのに」

というのをよく聞きます。

けど、それは私たちの勝手な社会のルールで、「あたりまえ」としているだけです。

できないことだってそうです。渡ができないことをあげつらって、ガンガンやらせるよりも、少しづつ渡のペースで苦手なこともしならやらせていって、けど、渡が好きなことは、もっともっと伸ばしてあげる。これが、彼への課題じゃないかと思いました。

とりあえず、梅田さんのブログ、読んでみてください。