自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

広汎性発達障害

最近日本のニュースを見ていると、よく広汎性発達障害(PDD)という言葉が出てきています。そーいえば、こちらでは、あまり聞かなくなったなぁ・・と思った。というのは、広汎性発達障害という診断を下されて、IEPへ結果をもってゆくと、福祉サービスが自閉症とは、違ってくるのです。自閉症専門の療育機関にはいけないし、自閉症専門のクラスには通えない。セラピーの時間もやはり自閉とは少し違ってきてしまいます。なので、そのあたりの事情を知っているこの地域にすむお母さんは、みんなやっきになって、自閉症というレッテルを貰おうする人が多いです。なので、聞かなくなったんだろうという気がします。

うちは、1歳半から、特殊学級に通っているので、PDDじゃなくて、自閉症のクラスでした。たしかにPDD専門のクラスというのは聞いたことがない気がします。コンバインのクラス(いろんな発達の遅れがある子どもがいるクラス)になるので、小さい時は特に大変だろうな、と思います。けど、こういう言葉がマスメディアで使われるようになるのは、いいことだけど、なるべく正しく使って欲しいとは思います。治療すれば、治る、薬を飲めば治る、というようなものでもないので、きちんと理解したうえで報道してほしいですね。