自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

留守番中の渡

皆様、感想をありがとうございます。私のブログが追いつかなくて、申し訳ないです。では、ちょっと留守中の渡の話を。

留守番をしている渡と香穂から、日本の私の携帯に電話がかかってきました。香穂いわく、

「渡は、ゆみちゃんが、本当にトーマスのうたのビデオを買ってきてくれるのか、心配で、私に何度も聞く。ちょっとかわるね。話してみて。」ということです。香穂は、渡が落ち着かなくて、何度も同じことをきいてくるので面倒になったらしい、それに、弟が少しかわいそうにもなったのかも。

「ママに電話かけてあげるから、自分で聞いてごらん」と言って、かけてきたようです。渡と電話をかわると

「ママ、トーマスのうた、1,2,3」と出る前は、ビデオが

「トーマスのうた1」だけの1本だったのに、3本に増えている。さすが、渡。私と面とむかって交渉したら。1本しか買ってもらえないが、電話だと、こちらが、長期戦になると困るのである程度条件を飲むのを知っている。最近、自立に向けて、お留守番が増えている渡についた知恵ですね。香穂もさるものながら、この交渉には立ち入ってこない。渡側の要求がうまく通れば、私に文句をいわれるし、私の要求を呑むと、渡ににらまれるし。なにも言わずに電話をつなぐのが、彼女にとって、一番の得策です。しょーがないので、

「探してみるね。けど、トーマスの歌1は、もう買ったよ」というと安心したようでした。