自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡のもめごと

渡の学校のスタートは8月29日からです。ところが、担任のシンシア先生は、もう働き始めています。すごいねぇ・・。さすがシンシア。たぶん、29日に学校にゆくとシンシアのクラスだけが、綺麗になって、もう数ヶ月も前から、生徒がいるかのようにセットアップされているのだと思う。個人ファイルもうできているだろうし・・。シンシア先生は、今週月曜日あたりから働き始めているようです。帰宅してから、私の弁護士とまだ話はしていません。この学校スタートの前の話し合いで、問題が動くかもしれないからです。我が家の現在の問題は、渡が通う郡が運営するクラスから、学区が運営するクラスに渡を移すことです。これを強く要望しているのは、学区側です。

郡が運営する自閉症のクラスは、どういうものか?というと、自閉症しかクラスにはいません。一クラス生徒は8名まで。専属のスピーチセラピストと、オキペーショナルセラピストがいます。あと、エイド(お手伝いの先生)が二名います。他に1名お手伝いの先生がいますが、これは、ひとりの生徒のシャドーエイドです。これはIEPチームでリクエストして、その子供につくものです。

日本でもシャドーエイドという言葉を聞きましたが、意味をきくと、私たちが使っている意味とはちょっと違いました。私はわりとよく渡のクラスをのぞきますが、エイドの先生が無駄口をきいているのはみたことがない。日本の学校見学でおどろいたのは、エイドの先生は、イスに腰掛けてクラスを見ていたことです。そんなの、シンシアのクラスではありえない・・。

話がそれましたが、学区としては、

1.渡は学区のプログラクで、十分やってゆける

2.学区のプログラムに入る時は、1年飛び級して、中学部に入ってもらう。

3.シャドウエイドをつけるので、コンバインのクラス(LDや、ADDの子供のくらす)にいれる。

などなどがありました。

私は学区がお勧めのクラスを見学しましたが私の意見としては、

1.渡は、飛び級をするなんておかしい、教育はステップバイ、ステップで行うべき。

2.コンバインのクラス(LDや、ADDやちょっとした勉強の遅れのあることものいるクラス)は、渡には、人数が多すぎて、集中力を欠く状態であるので、一日2時間なら絶えることができても、1日中そこにいると学ぶべきことが学べない。後退するということ

3.渡は自閉症であって、現在のクラスからたくさんのベネフィットを受けている、それを引き続き受けるべきであって、まだ小学部での目標が達成できていない。

などなどです。

けど学区の人間は誰も渡にあったことも見たこともないので、これは強く訴えることがでいます。

アメリカのように法律で子供が守られるのは、いいことですが、ヘタすると、怠ける人間がでてきて、机上の空論でものを進めようとします。

私の知り合いで、突然親の許可なく、勝手に学校から、子供をひっこぬいて、他の学校に

移された子供もいます。これは違法です。けど、今年から法律がかわり違法性を訴えて、たとえ勝ったとしても、弁護士に掛かったお金は、自腹です。

私のように、調停の形をとって弁護士を雇うと、これももちろん自腹です。これは親にとっては負担です。それを知っての勝手な子供の誘拐もどきの学校移動ですね。

うちの場合は、シンシアが、子供を勝手に連れてゆくなんていうのは、許さないので、安心ですが、8月29日から始まる学校のスピーチとOTは、新しい先生なので、話し合いも必要です。

当分の間は、学校に通うことになるでしょう。昼間は、他のボランティアが入っているので、

ほとんどはキャンセルをして、当分新しい学校に通いって様子を見ます。