自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

夏休みの人事異動

さて、きのうの続きでシンシア先生といろいろ話をしました。6月はさまざまな人事異動があります。私が知っている人事異動は、渡が来年入るように勧められている中学のクラス(カウンティが運営するもの)の校長先生が変わるということでした。あと、渡がはいるように勧められているクラスの担任の先生が現在おめでたで、私には、彼女が仕事を続けるのか?途中でかわるのか?が、わからない。

シンシア先生がもっていた情報は、私が住む学区のスーパーバイザー(学生のお世話係りのトップもしくは、教育委員長とでもいいましょうか?)が、学区を辞める(辞めさされた?)ということでした。この学区のスーパーバイザーが辞めたというのは、私にとっては、吉報です。というのも、この教育長が、1学年おくれて教育を受けている渡に(アメリカでは、この1学年遅れは、普通の子供でもよくやります)飛び級を勧めてきた人です。渡に、会ったこともないのに・・。

どうもこれは、私にだけやったわけではなく、他の親にもやっていたようです。

「もしダメだったら、前のクラスに戻れるから試験的に・・」と言われて、もどれた子供は、いない。という噂もききました。この試験的(というかだまされて?)にクラスを移された親たちが、こぞって、訴えた為に、裁判費用がかさみ、夏にはいる前に学区の弁護士がやめたことも他のPTAのお母さんから、聞きました。やはり「おかしい」とおもったことを、ほおっておかないのが、アメリカのお母さんの強さだと思います。

次に誰がくるのか?がとっても重要な話題だけど・・

とにかく、私とシンシアは、渡は、あと1年、シンシアのクラスに居るべきで、来年9月からの中学は早めにめぼしをつけておこう。それにたいして、必要な準備をしようというのが一致した意見。5月頃から、中学に通う練習をして、中学の先生とシンシアとは、密に連絡をとってもらうという体制を作り上げなければいけません。

なので、見学した中学の先生は、シンシアの知り合いなので、子供が生まれたあと、どうするのか?他の生徒で現在のクラスを卒業する子供がいるのか?(中学から高校に上がる子供がいれば、ところてん式に、時期に関係なく、渡を上へといわれないために)などを電話をかけて聞いてくれるそうです。

こういうところ、社会性のある先生にあたると、自分で調べずに済むので助かります。先生同士が、仲がよければ、進学してからもいろいろ話してくれます。

うちの渡の場合、進学しても前のクラスの先生と新しいクラスの先生はお友達になってもらって、常に渡の情報はやり取りしてもらうようにしてもらっています。