自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ラスベガス

渡が今、凝っているものがあります。それは、”花嫁さん”

なぜか大好きで、ウェディングドレスをみても、"Bride"(花嫁)といっては、うっとり・・。

ネバタ州にあるラスベガスは、法律がカリフォルニアと違って、簡単に結婚式があげれるので、わりと花嫁の数が多いです。(カリフォルニアのカップルがラスベガスなどで式を挙げるため)渡は、なぜか花嫁がチャペルにいると知っていて、(彼は、チャペルから花嫁が湧いてでてくると思っていると思う)チャペルに行きたい、2階にゆきたい、チャペルのある2階にいくと大騒ぎ。しょーがないので、2階のチャペルにゆくと、ちようど参列者がチャペルに入って行くところでした。渡もなんとかもぐりこもうと、私の目を盗んでは、もぐりこむ努力をしますが、そのたびに私につかまり、断念。結局、式が終わるまで、チャペル前で待つことに。。1時間待ったけど、花嫁は渡が待つほうの出口からは、出てきませんでした。がっかりした渡は、部屋に帰り、今度は、プールにゆく準備です。部屋でいろいろ準備をして香穂と3人でプールにいこうとエレベータに乗りました。1階につくと、なんと、花嫁さんが、介添えさんと新郎の方とで、エレベーターホールにいました。渡、視線が花嫁さんから、はなれません。突然hug(アメリカ人がよくやる挨拶に時に抱き合うもの)をしてはだめ。といわれてる渡、とにかく必死で手をだして、

「握手してください」攻撃。

花嫁さんもすぐに障害児だということに気がついてくれたみたいで、渡にあわせて、かがんでくれて、握手をしてくれました。

それから、いろいろ渡に話し掛けてくれて、私がおめでとうを言うのよというと、

"Congratulation!"

といった渡。そして、手を両手、いっぱいに広げました、花嫁さんが感動して「ありがと」といって、渡とHug. 大満足の渡。介添えの人が、

「僕、彼女と結婚したいの?」と聞いてきた。こういうときに限って、タイミングよく間髪いれずに

"Yes"だって・・。花嫁さん、幸せないっぱいの笑みを浮かべてくれました。介添えさん大笑い。新郎ひきつり笑い。

花嫁さん、これら、ずーっと幸せにね。渡にHugしたんだから、絶対に幸せになれるよ。(^^)渡は、Happy Boyだから・・・・ありがとう。花嫁さん。あっ、新郎さん、ごめんね。