自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

きのうおとといと、渡の8年前の診断について書きました。

今日は、その8年前に「お医者様は、どのように結果を報告したか?」です。

検査を長く終えた後、待ち時間があって、看護婦さんに呼び出されました。

で、お医者さん3名と、セラピストさん(たぶん、3名だったと思う)が並んですわり、

「今から、息子さんの診断結果をいいますが、この病院は、すべてをきちんと話しますが、それでいいですか?」と確認されました。「はい」と答えると、「自閉症です」といわれました。それから、各領域について、発達経過が述べられ、なぜ自閉症と診断したか?の説明が延々なされました。結果、「自閉症だと診断しました」ということでした。たぶん、落ち込むお母さんは、ここで、落ち込むのかもしれない。

私は、「はっ~!やっと診断がついた・・」という気分でした。落ち込みが無かったわけではないと思う。

検査の結果は、どこかで書きますが、ここの病院がすごいな!とおもったのは、結果を終えてから、紙をわたされます。そこには、「オススメの本」や「連絡をとるべき専門機関」「サポートグループのリスト」などが、かかれています。

この専門機関やサポートグループに連絡するだけでも私の英語力では、何ケ月もかかるであろうという感じです。本にしても数十冊。渡は、日本で診断をうけたことがないので、よくわかりませんが、日本では、サポートグループを探すのでも大変と聞いたことがあります。

「泣いてるヒマなんて、ないな。」というのが、そのぶ厚い紙を渡されたときの素直な心境。もう忙しくて、悲しんでいるヒマなんて、ありません。

ここの病院は、IEPにも出席して説明してくれたりもします(別途お金がいりますが)こういうのって日本であまり聞かない気がしました。お医者様が、学校にきて、説明するっていうこと。日本でもお金を払えばやってくれるサービスにしてもらいたいものですね。こういうふうにしてください。とお医者様や、セラピストが先生とお話できて、連携して、子供の学校での生活をサポートできれば、子供もさぞかし学校で暮らしやすくなると思う。