自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

診断結果

きのうは、診断のことを書きました。おとといにかいた、診断結果と重複する部分がありましたが、もう少し具体的にというリクエストがあったので、具体的に・・。

渡は、自閉症の診断を受ける前に、すでに言語の発達の遅れから、1歳半から、近くの早期教育プログラムに入り、1週間に3回学校へ。1回は学校の先生が自宅に来てくれていました。

これは、私が、社会性のない子供を母親と二人にするのは、おかしい。私といても社会性はつかないと、訴えつづけていたら、先生が、カリフォルニアの法律で、肢体に不自由のない子供は公立学校に行けるのは、週3回までといわれました。私の必死の懇願に、先生が、いろいろ考えてくれて、週に1度の家庭訪問を行なってくれました。話がそれましたが・・。

病院でおこなったテストは、5種類。

Bay Scale of infant development-second Education(Bayley_Ⅱ)

mental Scale

Vineland Adaptive Behaiver ecales (Vineland)

Observation Play

Clinical Interview

です。

診断書は、日本語に訳すると、12ページに渡るもので、とてもここで挙げるのは、大変なので、日本でよくやる一般発達の部分だけ並べます。

2歳3ケ月の渡に降りた診断は、

認識 13ケ月

視覚 17ケ月

言語  4ケ月

日常生活14ケ月

社会性 7ケ月

運動   20ケ月

でした。

結果は、思ったより高いのですが、これは、学校に前もって、8ケ月通っていたので、テストでやるようなことは、すでに予習済みの渡。なので、現実より少しスコアが高いです。

だって、言語の4ケ月なんて、もっと出ていなかったような気もするが、

診断した人は、渡が発する音が日本語として意味のあるもの。と捕らえていた気がします。

この結果を見て思ったことは、「生きてるだけで丸もうけ」です。渡は生まれた時から、器官が少し奇形で、ほぼ毎日といっていいほど熱を出していました。緊急に運んだことも1度や2度でなく、この頃の私は、寝てしまって、気がつくと渡の呼吸が止まっているのではないか?という恐怖があり、寝た記憶があまりまりません。パジャマというものは、持っていませんでした。あったのですが、使わないので、クローゼットの奥にあった気が・・。

なので、「生きてるだけで丸もうけ!」と思っていました。わざとそう思い、自分を励ましたというより、重度喘息、器官の奇形、その上に、自閉症ですから、悩み始めれば、際限なく悩めます。なので、本当に、丸儲けと思っていました。自閉症が直接の原因で死ぬことは確率的には、低い。けど、渡のような、超重度喘息や呼吸困難は、違います。なので、この結果、私が思ったのは、一番お得意の運動機能を使いながら、(喘息を加味し)いかにして、社会性と、言語を伸ばすか?という課題でした。少なくてもその当時、インターネットで自閉症と器官の奇形と超重度喘息をあわせもった2歳児というのは、みつかりませんでした。周りにもいませんでした。なので、

ここから、私のいろいろなプログラム作りが始まりました。

この検査をしてくれた病院へのお支払い額。$900(100円レートで9万円)でした。まだ年齢が3歳以下なので、安く済んだそうで、3歳以上だと調べることがもっとあるため、さらに高くなります。ちなみに今10歳の渡の友達がここで検査をしましたが、$1800(100円レートで18万円です。)日本は、3歳以下の子供に医療補助が効きますが、私の住む地域は、収入によってですので、お父さんが、働いている我が家では、補助はありませんでした。