自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

感謝祭の準備

アメリカは11月28日(木曜日)ー12月1日(日曜日)までは、感謝祭の連休でした。

感謝祭初日の28日は日本の元旦に近い感じです。この4連休も販売系ではない会社は、ほとんどが連休。

27日はアメリカ国内では民族大移動が起こる感じです。感謝祭当日は家族で過ごすためですね。

日本の会社は感謝祭の概念があまりないので、この日に会議を入れようとしたりしますが、それは無理です。日本の元旦に会社の会議がないのと同じです。

連休前の風景は日本と似ていて、26日、27日はスーパーなどは買い物をする人でごった返します。日本はお正月におせちを食べますが、感謝祭当日は、アメリカではターキーを丸ごと焼いて食べます。今年は我が家の感謝祭の当日は、香穂と私と渡はお呼ばれしたので、今年は自宅でターキーは焼きませんでした。前日は、お店でこんなにやる気のないターキーのパンが売られていました。

失敗したのを売ってるのか? と思ったけど、完成品らしく、これで$20(2100円)でございます。強気の販売。

 

感謝祭というのと私が思い出すのは、数年前の医療ミス。

大腸ガン検診で、お医者さんが良性のポリープを見つけて切り取り、縫合を忘れて大出血して死にかけたことです。緊急治療室にいて輸血され、手術。それから普通病棟にもどり、数日入院しました。感謝祭の前にはできたものの、血液が足りず長時間立っていられないので、台所にも立てず。

もちろんターキーなんてやけないので、お友達がトランクに人が一人入りそうなでかいダンボールに焼いたターキーとトラディショナルな副菜(野菜とうとう)を詰め込んで家まで配達してくれたことです。たぶん、私は死ぬ前にもこのことを思い出すだろうなと思うくらい、感謝祭の料理はおせちほど大事でした。あの時はRちゃん、ありがとう!

ということで、夜遅くに帰ってきたおねえちゃん、おかえり。

渡はツリーの前で大喜びです。