自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

母子手帳の大事さ、ありがたさ。中村先生、ありがとうございます。

母子手帳。

この言葉を知らない日本人って少ないと思います。

私は2人の子供をアメリカで産みました。上の子は、なかなか大変なお産で危険なこともありました。下の子は、自閉症です。なので、検診のたびに、過去のことを聞かれるのですが、母子手帳がなかったので、毎回説明が大変でした。自分でデータを集めて記録し、持ち歩いていました。母子手帳もどきはあるのですが、共通されたものでなく、日本の母子手帳のように見やすいわけじゃない。

そんなことを感じながら子育てしている時に、シリコンバレーに母子手帳を持ってきてくださった東大病院の小児科の先生がいらっしゃいました。私も一緒にどのような方法で、母子手帳をシリコンバレーの日本人に広げられるかろいろいろ模索しました。

その先生が

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中村安秀先生が母子手帳を広げることに尽力をしてくれていてね。僕は彼のその真摯な活動に心打たれて手伝っているんだ。

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とおっしゃってくださって、いつか会いたいと強く思っていたら、ご縁はなぜだかやってきて、大阪大学の総会でお会いすることができました。その時はほんの少ししか話せなかったのですが、ずっとお会いしたおくて、今回日本でお会いできました。

母子手帳を導入した諸外国は、どんどん乳幼児の死亡率が下がってゆく。その中で、中村先生がどれだけ奔走されているのか?もよくわかりましたし、なぜ母子手帳が大事なのか?ぞんざいにされていい命は一つもありません。

母子手帳は多くの子供の命を救っていますが、命は朽ち果てるまで続きます。やはり大人になっても年老いても、ぞんざいに扱っていい命ってないと思います。

命を守る活動をやはり続けたいと思う私です。

お会いした時の記事は id:reikon  があげてくれています。

 ↓ ここをクリック。すごい、力がこもっている。

http://ow.ly/jEG630m3AWm

中村先生の活動はこちら。

日本の母子手帳が世界の親子を守る・中村 安秀 大阪大学大学院人間科学研究科国際協力学講座 教授 : 野口英世アフリカ賞 - 内閣府

 

命を大事にし、最後まで人間として尊厳をもって全うできること。

そういう社会にしてゆきたいです。私のできることは微力だけど、いろんな人たちと協力してがんばりたいです。