自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

大阪大学の遠隔授業をしてきました。

大阪大学の非常勤講師として遠隔授業を行ってきました。

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私は、サンフランシスコにいて、学生さんたちは豊中キャンパスです。豊中キャンパスからみるとこんな感じに映ります。開発リーダーも留学の事などの質問が出たりしたらということで、横で待機。

結構、多くの生徒さんが、10分前には教室に入っていたりして、すごく真面目です。

今回驚いた事はほぼ全員が自閉症を知っていました

アスペルガー症候群になると約8割がご存知。

すごい広がりです。ということは私の前のブログで30万アクセスあった。、自閉症の子供がレストランきたらどうするか?のように、対応の仕方が解らない人が多いのだろうなぁ。と思いました。こちら→自閉症の子供がレストランに来たらどうするか?


ただ「社会起業家」という言葉は余り認知はなく、日本での社会起業家の広がりがまだまだ少なく、大成功している人がすくないんだなーと思いました。

トムス・シューズの話を出したら、ほとんどの方が知らなかったし。アメリカの大学生だとほとんどの人が知ってるのですが...。うちの娘の卒業式のスピーカーはトムスの社長でしたし。やっぱ国の違い文化の違いはありました。

今回の講義は、創造性がなく考えられない人が聞けば、ただの自閉症の母の話。

「なんだー、自閉症の息子さんの話なんだ。」で終了です。ただ考える人が聞けば、社会の仕組みや、今後の自分の生き方、起業の面白さ、お金の動かし方まで明確にわかります。アメリカのいろいろな断面図等も見える授業内容になっています。

頭のいい学生さんたちばかりでしたので、創造性を使ってみる講義を致しました。


宿題もだしたので、皆さんの提出が楽しみです。 学生さんは18歳-22歳くらいですが、(一番多いのは、1年生)質問を受けていても、皆さん真剣に考えてらして、感動でした。一人一人とじっくり膝をつきあわせて、お話できなかったのが残念でした。シリコンバレーにきてくれれば、ゆっくりお話ができるんだけど...。

ということで、どういう形になるかわかりませんがOffice hour(先生に自由に質問できる時間)も考えようと思っております。皆さんの質問を受けれるようにしますね。

ありがとうございました!