自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡が頂いてきた卵2ダースの行方

渡はかれこれ8年近く、飢餓撲滅のボランティアをしています。昔はこのボランティアのために朝5時半に起きて、一人で2時間半かけて現地にいき、真剣に4時間働いて2時間半かけて、また日中のうだるような暑さの日も、凍えるような寒さの日も週に2回、サボらず6年通っておりました。

ここ数年は、ボランティアの場所を別の拠点に変更したため、送り迎えもあり、楽に通えるようになりました。最初の6年間、渡は本当に無償でボランティアをしてて、次の拠点に移った時に、前の拠点の話が話されておりました。そうすると新しい拠点の方達が

月に2回、ここで、お野菜などをもらえるのは知ってる?

ということになり......。そんなのもらったことない。と話すと、

えっ!!!!!渡、こんなによく働いているのに、何にも貰ってないの?何ももらわず6年も働いているの?

といわれました。いや、ボランティアなんだから、当たり前だと思うけど.....と思う私。我が家の子供達はボランティアは小さい時から、なにかするようにと言い渡しているので、渡もいろいろやったけど、なんだかこのボランティアは信念があってやっているので、1日も休まず通っていたわけです。けど、新しい拠点の配布日と渡のボランティア日が月に1度重なることがあります。最初の日はすごい量を持って帰ってきて、周りの方にも引き取ってもらいながらせっせと頂いておりました。少しづつ量が減ってきたので、家で消費量に見合った野菜になってきました。そんなある日。今月の配布日がやってきたのですが、今回もそんなに量も多くなかったのだけど、中に卵2ダースが入っていた!!

卵2ダース....。

卵2ダース...。

卵2ダース....。

となった私。ケーキなども作らないので、どうするか?と思ったけど、結局、こうなりました。

卵を直接もらうより、引き取ってくださる方々もお好み焼きのほうがいいのでは?と思い。

結局、我が家にあった卵も足して20枚焼いて、お友達に配りました。大阪出身の私は、これだけお好み焼きを焼くとなんだか、すっとしました。引き取ってくださった皆様、ありがとうございます。