自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

会社の掃除のおじさまの引退の日。

今日は、会社のビルのお掃除をしてくれているおじちゃまの引退日です。30年以上働いてくださったそうです。このビルに入る会社は、30年以上いる会社が結構あり、みんな仲良しのとこに入ったので、非常にすごしやすい。今夜はビル全体で送別パーティです。おじちゃん、いなくなったら悲しいわぁ....。 私、これだけ働く掃除のおじちゃまはいまだかつてみたことないので、すごく寂しい。私達の会社からは、寄せ書きと、お花、ギフトカードの用意をして、夜のパーティに備えておりました。けど、このパーティ、なんだかショートノーティスではありました。

さて、パーティ。ビルが全員参加したこのパーティで、おじちゃんから驚きの話が...。

おじちゃんは、なんと数ヶ月前に息子さんが事故に巻き込まれて、昏睡状態だったらしい。まだ流動食しか食べれないのですが、体調が安定したので、御自宅に戻るそう。それで自宅で介護にあたられるようです。あぁだから、ショートノーティスだったのか...。おじさま66歳。30年以上つきあっているビルのみんなも知らなかった事実。みんなに心配かけても....。と思った模様。みんな涙、涙。おじちゃまもここのビルのことが好きだったので、目を真っ赤にされて涙ぐまれておりました。

We miss you so much.

掃除の日に、私達が真夜中12時回ってから帰宅して、朝6時に出勤しても会社を綺麗にしてくださっていました。明け方にきて掃除をしてくださっていたんですね。このビルに入ってから一度もおじさまが休んだ事はありません。真夜中仕事してるとおじさまが、一人で真っ暗のビルの中で口笛を吹きながら掃除しておりました。

真夜中一人で掃除してる時もたぶん、息子さんのことは頭から離れなかったと思います。辛いのに、完璧に仕事をされていたおじさま。

みんなでBig Hugをしてお別れです。

本当に30年以上に渡り、おつかれさまでした。早く息子さんが良くなられますように。みんなでお祈りしています。