自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

最近見た超感動した映画

久しぶりにDVDをみました。

"The Blind Side"

邦題は、

「しあわせの隠れ場所」

しあわせの隠れ場所 [DVD]

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いやーすごく良く出来ていました。感動します。住むところのない高校生の子を引き取り、後見人になり、法的な親になってその子を育てる物語。たぶん、私がずっと日本に住んでいたら、

「ありえんわー。こんな話。」

と思うのでしょうが、渡のお友達は、養子が多い。

どこかで自閉症と解り、育てられなくなった実の親が養子に出す。というものですね。息子のお友達は、ロシアからひきとられた子がわりと多かったです。もちろんアメリカ国内でも親権を取り上げられて、引きとられる子も結構います。親が、子供の前でドラックやったとか、アル中もこの範囲内です。

息子の友達の場合は、引き取る時に、自閉症と知っていて引き取る場合と知らないで引き取る場合があります。

娘の大学のお友達も自分は養女として引き取られています。彼女の養母は、しばらくして彼女の実の弟(自閉症)を

「兄弟が離ればなれになるのは、かわいそうだ。」

ということで、自閉症の弟を引き取り育てた方もいます。身近に養子というのを見ている私としては、普通にあることなので違和感なく見れました。

あまりここで書くとネタばれになりますのであげませんが、娘はファイナル中なので、予告だけみておりました。お母さん、養子にとった息子さんが悪いグループの友達に引き戻されそうになると、

「あんた達、うちの息子に近よったら銃でぶっ放す!」

と言い放つところがあるのですが、

私が一人で

「すごー!!この親、怖い。」というと、娘は冷静に、ちょっと他人になったように、おどけて、

「えっ?うちも同じじゃん。あなた、これくらい平気で言うでしょう。」

と私に言われてしまった。確かに、言うかも...。

もうところどころ泣きましたが、スカっとしました。