自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡、大学で初めてテストをうける

渡の大学が始まってほぼ1ヶ月が経とうとしています。まーよくがんばっていると思います。数学は、簡単な部分から始めたので、彼に取っては大変やりやすいのかもしれない。シラバスに書かれたスケジュール表をみると、大学なので、定期的にテストがあります。

テストかぁぁぁぁーーー。たぶん、早く終わったら、どうしたらいいかわかんないだろうな。他の子みたいに粘って考えるとか見直しするとかできないし。

と思い、数学の先生に相談しました。先生が

じゃ、由美もくればいい。

ということなので、参加。テスト当日。結構クラスは緊張した雰囲気が流れます。私も数十年ぶりに体験するこの雰囲気。私にもテストが配られます。

あっちゃー応用問題が結構あります。文章題が大の苦手な渡ははなから解く気はないらしく、すごい勢いで、計算問題をやっていきます。合っているかは別にして。。。

あっという間に計算式が終わったら今度は私の問題をちらっと見てる。

それで私の計算が間違ってる部分を指摘。

ー6

あのね、私は、あなたがテストがきちんとできないだろうと思って出てる訳で、あなたにできてないことを指摘されたくないんですが。

結局、クラスで1番に終わって出て行くクラスメイト見て、渡もテストを先生に渡して出て行った。(←できているのか?は、別問題。)

えっー!!

私、まだ終わってないんですが。結局、終わってない私が教室から出れない状態に。律儀な日本人なので、全部終わるまで出てはいけない気がしてた。数学の計算の早さはたぶん一生追いつかないと思う。