自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

理系にとってのTPOを考えて話すということ

先日来より開発リーダーは、シリコンバレーの富豪の方に気に入られて、お宅にお呼ばれすることが多くなりました。リーダーはなぜかお孫さんがいらっしゃるような年齢層の方にかわいがられます。素直だからかもしれません。

ご主人が生物学で博士を持っておられるので、コアな理系の話で盛り上がる。お互いの研究分野の話をいろいろ話すと話はつきません。特にリーダーは英語のほうが話しやすいのかも。

奥様は、料理がお得意で、すべて手作り。そんなお宅で、食後の手作りデザートのチーズケーキが出た。

生物学博士のご主人が、

このチーズケーキの色と手触りって、脳みそに似てるんだ。

生物学がそんなに興味がなかったリーダーは、脳みそに似た色と手触り、なんて気にした事がないので、素直にびっくり。

ええっ!そうなんですか!!

ディープな話に加わろうとしたら、奥様から

あなた、今からチーズケーキを頂くので、そういうお話はやめていただけるかしら?

リーダーは、奥様のご指摘に心の中で、

えぇぇぇ!!? 食べる前にそういう話をしちゃいけないんだ....。けど、専門の話だし、遮っていいのか?

とさらにびっくりしたそう。(←びっくりするポイントが違うリーダー)

理系は、自分の興味がある話だったら、食事中であろうがなんであろうがそのまま専門分野の話をしますから。

笑ってしまった私。あいかわず飛ばす理系の人だ...。