自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

障がい児用の大学説明会に出てきた

渡の進学のために障がい児専門の説明会に出てきました。いわゆるCollege nightというような大学説明会です。多くの大学で、このように専門の説明会があります。私は少ない人でテーブルを囲んでみんなでやるのかなぁ?と思ってでかけていくと、なんとこの人数

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この後ろにまだ人がいて、右側の2階になっているところにも人がいます。この中に身体の障害の人はいないので、ほとんどが発達障害の人たちです。

「えぇぇえー!!」と思いましたが、障害があるという理由だけで進学を諦める人が少ない事もあるのでしょう。

中でも印象的だったのが、デスレクシア(失読症難読症、識字障害、読字障害などと言われる)障がいを持つ女生徒の話。彼女は、中学、高校と成績はDしか取れず大学にきて、障がいをカバーするようなサポートをうけて(ノートを取ってもらうとか、AACなどのデバイスと使うとか、授業を録音する等々・・)をうけて、現在は成績がAになったという話。

これは大学側の成功物語のように言われていましたが、私は中学・高校でも同じようなサービスは提供できたはずで、中学・高校の学区のサポートがさぼってたんじゃないの?と思った・・。彼女は他の子も助けたりしているそうだ。

さて我が家の渡。説明会などというのが一番の苦手。出かける前に、

「大学で数学するんでしょう?なので、大学に話を聞きに行かないと」と言ったので、

「大学、数学。」

しか、渡の頭にはない。

「数学ができる。」

と思い込んで行った場所は大嫌いな説明会。

もう全く集中しないでぼーっと自分の世界に入っています。けど、静かにしていたので、まだよしとせねば。と思っておりました。ところが!!前述のディスレクシアの女生徒がでてきたら急に集中しはじめた。この子がまた驚くほどかわいいんです!!

渡、握りこぶしを作り親指をたてて

"Good"

って言ってる・・あり得ないし・・。

まだまだ大学周りは続きます。*1

さてさて渡の進路は、どうなることやら・・です。けど、かわいい子が話したという理由だけでここを選びそうで、怖い・・・。彼にとって大学選びで一番大事なことは、どうも

「かわいい子が多い」

の様です。

*1:障がい児の個人情報なので、IEPチーム許可と渡の許可が降りないと大学名がまだここに書けないんですが。