自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

150室あるホテルで、お客は私達家族3人だけになるとどうなるか?

近場の旅行に来ています。年末は私も忙しく仕事のスケジュールビッチリになったので、今年は長期の旅行に行けない。ところが渡は、なかなかそういうのは理解できないので、近場に行く事にしました。渡はとにかく水か森がないと駄目なので、海へ。私の車は4WDですが、やはりチェーンをもってないので、安心のために、山は避ける事に。


午前中は仕事をこなし、海に近いホテルに向います。

先ずはチェックインを。と思って、ホテルに行ったのですが・・。

ホテルのオフィスにはこんな張り紙が。

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「30分したら戻ってくるから用事があったら、電話してねー。」

だった。

どうせ30分で戻って来るんだったら急ぐ旅でもないので、わざわざ用事をこなしている人を電話で呼びださなかくてもと・・と思い、ホテルの前にある海に行く事に。

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それなりの数の家族がおりました。

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日も傾いて来た・・。

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もう1時間経ったし、そろそろホテルに戻るかー。ということで戻りました。


けど、まだ張り紙が張られたまま・・。

「いやー、これは電話しないとチェックインができないのだな。」

と理解。

すぐに電話しました。

10分すると狐目のお姉ちゃんがどこからともなく出てきました。

お姉ちゃんが

「明日は、朝7時から10時までが朝ご飯で、朝ご飯の場所にいくとあるから。」

とのこと。

チェックイン作業を終え、部屋にいくと、驚く事が。

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なんと便座がない・・。

あわてて電話してお姉ちゃんに部屋を変えてもらいました。

ところが、新しく変えてもらった次の部屋は、シャワールームのカーテンがない。

再度電話しましたが、もう出ないので、

「カーテン無くても床が濡れて困るのは私ではなく、ホテルだよな」と考え直して、シャワーに入る事に。

けど、結構床も濡れずに入れたので、とりあえずは。ほっ。

ふと外をみると2棟3階建てのホテルに人の気配がない・・。

そうだ、さっきからなにも物音がしていない。ビーチは歩いていける距離ではないので、離れてるし・・。

すごく静かで、車の音や隣の部屋の人の気配もありません。

微妙・・。

とりあえず。香穂も渡も楽しみにしていたレストランでのご飯に向いました。

映画フォレストガンプが、舞台になっているレストラン。

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映画はこんな感じのものです。

原版の本は、最初の部分は自閉症の話だな。と思うくらい自閉症に近いのですが・・。

ここで、おいしいパスタなどを食べてホテルに帰りました。

ホテルは・・・。真っ暗。どこも灯がついていません。

やっぱりそうだ。私達だけのホテルなんだ。

貸し切り。うふっ!!と思う私。子どもたちはビビリまくり。

ホテル中央の中庭をみると、SPAの湯気がもうもうと・・。暖かそう。真冬に水着をもって旅行するほど余裕がないので、持って来てない。たぶん、もう誰もこないということはわかっているので(だって、オフィスに狐目のお姉ちゃんがいなければ、誰もチェックインできない)日本の露天風呂のように裸で入ろうと思いたった私。

香穂には

「誰かきたら、ゆみちゃんだったらセクシャルハラスメントで逮捕されるよ!!」

私だったら、逮捕かよ。誰だったら逮捕されないんだよっ!!

「他の人・・。」

訳わからん・・。


SPA にむかったけど、錠前タイプの鍵が掛かっていて入れない。

ライトアップされたSPAからゆげがもーもーと上がり・・。

けど、入れないって、どんなホテルだ??

(けど、すでに「150室以上あるホテルに私たちだけ。」というので、どんなホテルだ?なのだけど。)

さて、夜もふけ・・。

あしたの朝ご飯は本当にあるのか?と思いながら寝る事に。

明日はクリスマスイブだ!!!