自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡は大興奮!娘を大学に迎えに行く~耳寄りなワイン情報~

渡はほんの少し早めに学校を終えて、お姉ちゃんを迎えにMalibu経由で、ロサンジェルスに行きます。

その後、今年の新しいディズニーの舞台設定を見るために、皆で一緒にディズニーランドです。

思ったより早くに到着しそうな私たち。渡は車の中では興奮気味です。

香穂に到着時間をテキストで連絡すると、

「えっ?そんなに早くくるの?ギリギリまで勉強してたので、荷物が全くまとまってないよ。ちょっと勉強したかったしさー。」

とのこと。

「じゃ、ワイーナリーに寄ってから迎えいくわぁ~!」

という飲んべぇの私の返事。実は私はお酒が好きです。甘いのは、駄目で日本酒は大吟醸などはあまり得意ではありません。(もちろん飲みますが)純米とか好きですねぇ。

私が喜んだのは、香穂を迎えに行く途中に私が大好きなワイーナリーがあります。ここは、知る人ぞ知るのワイーナリーで、とにかくここのワインを作るおっちゃんがガンコ。接客もヘタなのですが、このワインをつくる意気込みというか、理系のこだわりというか、そういうのがすごく感じられる人です。ガンコおやじが作るお酒ですね。

実はここのワインメーカーの方は、パソ・ロブレスにあり、数々の賞をとり、ワインスペクターでもいい評価を貰うターリー・ワイーナリーで働いていました。日本語の説明は、上記の色のかわったターリー・ワイーナリーをクリックすれば読めます。

私もターリーのワインが結構好きでよく通い、ターリーの人には、

「あんた、また娘を大学に迎えにいくのね。」

と言われるくらい立ち寄ります。ここの方と話している時に、

「Yumi,いい所を教えてあげる。うちから独立した人が近くでワインをつくってるのよ。宣伝もしてないし、なにもしてない。かれは頑固でとにかくワインが大好き。宣伝しないからまだ誰もしらないの。地図にも載ってないのよ。よかったら、立ち寄ってくれる?私がHello!って言っていたと伝えてね。」

といわれたので、立ち寄った。ターリーで働いてたワインメーカーなら、そりゃ、すごい物をつくり出すだろうと思ったのが、私が訪れようと思った最初の動機。

そこはここです。

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入り口の看板はげ落ちてるし、地図にも掲載されてないし。

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入るとワイナーリーというより、倉庫です。

おそろしく愛想の悪いおやっさんが出て来た。私は、

「ごめん・・。あのぉ・・・。ワインを試飲できるかしら?」

と聞いた。どっちが客かわからないよ。けど、おやっさん

「うん。」

という素っ気ない返事。

あぁ、職人だ。と思った私。

なんだか、嬉しいのか嬉しくないのかわからない態度でワインをついでくれて飲んだら、これがまたおいしい!驚いた。

それで

「あのね。ターリー・ワイーナリーの人が紹介してくれて来たのよ。XXさんからね。」と言うと

「あぁ・・。」

とおじさんは理解した様子。地図にも案内書にもないのに、どうしてアジア人の私が来たのか?と思った様子で、その謎がとけたて少しほっとしたのかも。それからターリーのワインの話をして、おじさんはワインの話になると急に饒舌になり始めました。根っからの職人さんで、ワインにかける意気込みはすごいものがあります。

1本購入して、帰宅して後にしました。この一本を私のお友達が他のワイナリーでワインを作っていて、うちの家で一緒に飲みました。プロの彼が

「あっ、ここのは、おいしい。味は綺麗にまとまってるし。飲んでからも味が楽しめる。ターリーよりおいしい。」

といわれたワインです。私もたしかにターリーよりおいしいと思う(笑)

それから毎度、立ち寄るようにしていたのですが、今回は香穂を迎えに行く前にたちよった。おじさんは、毎回すこしづつ機嫌もよくなり、私も覚えてくれた模様。

今日立ち寄ると、

「実は、うちのワイン、おかげさまでクラブメンバーが増えて、もうメンバーの登録も打ち切る予定なんだ。クラブメンバーは、満員御礼だよ。」とにこやかに言います。

カリフォルニアのワイナリーは、メンバー制度を導入してるところが多く、(メンバーになるのは、ほとんどのところが無料だけど、ワイン代金を払わないとメンバーにはなれません。)年間にいくらかワインの代金を払うと収穫時にワインが送られてきます。

このジン・アレーは、4種類しかワインがなく、(この商品ラインが少ないのもAppleのコンピューターのようでいい:笑)2本がジンファンデルで残りの2本は甘い食後酒です。甘いお酒が苦手な私でも、このお酒は飲めますが、購入するまでには至らず・・。です。

メンバーは今はまだオンラインで申し込みができます。4本180ドルからです。こちらから

です。おっちゃんはこれらもいずれはなくなると思う、と言ってたので、あわてて、ブログで紹介です。ワインがお好きで勇気のある方、トライしてみてください。(笑)

アメリカ国内送料はおっちゃん持ちらしい(けど、おっちゃんの気が変わるかもしれないので、心配な人は確認ください)。現地では1本50ドルですので、これはお得かも。

送る前には、住所確認の連絡がきちんとくるそうです。

甘いワインが苦手な人は一番上に、チェックをいれてカード情報をいれれば、時期になれば、ワインが送られてきます。(今だとすぐに送られるかもしれないけど)

ちょっとワイン好きな人に耳寄りな情報でした。


さて、大学に到着したのは、ラッシュに巻き込まれた為、随分遅くなり、8時半。そこから。ディズにランドに向いました。ホテルに到着したのは、夜の10時。

香穂の話を聞きながら眠り明日は、ディズニーランドで楽しみます!