自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

雨・・そして雨・・

雨が続くシリコンバレーのここのところの天気です。

渡は本来、雨が好きなのですが最近は、外で自転車に乗ったり野鳥の世話をしたりするので、雨はちょっと苦手。もっと嫌なことは、雨がふると電車で通えない。

それは、雨に弱いシリコンバレーは雨だと電車が遅れることが多い上に、渡は雨が好きなので、傘をさしても自分の真上にささずに、真横に傘を持ち、傘の表面をはねる水を見てしまいます。そうなると駅から学校まで傘をもっていても、ずぶ濡れで到着になってしまいます。

今は、1人で、駅から学校までは歩いてゆくために、私が横で注意はできないので、雨の日は車通学になってしまいます。


このような理由で最近雨が嫌いになった渡。

雲に向って、英語で

「雲さん、すみません。僕を1人にしておいていただけますか?」

と、丁寧にお願いしていています。



こんな状態の我が家のところに、Voice4uの開発者のTさんがやってきた。渡はTさんが、

Voice4uを作ったことも理解しているので、もうTさんのことは、神様のように思っています。渡はちょっとしたことはお話できますが、感情が盛り上がりすぎたり、環境がかわったり、困った時に言語が出にくかった自分に、言葉をくれた人のような存在ですから・・。渡は常に

「Tさんなら何でもできる。」

と信じています。

そんな渡がTさんにお願いした。

「Tさん、雨を止めてもらえませんか?」


・・・・・・ちょっと渡・・いくらTさんでもそれは、Voice4uの開発より、難しいと思う・・・・・・。