さてディニーランドです。渡は、お姫様に会うために半年、一生懸命勉強していました。
渡は、開発リーダーが大好き。どんな難しい数学の問題も魔法のようにすらすら解くし、なんていっても、半端な理系の渡にとっては解りやすい理系です。自分が好きな物は誰でも好きと思い込む渡。自分が好きな人は他の人も好きなはずなんです。
そう思った渡は、
渡としては、人生最大の発見だったのでしょう。
開発リーダーから前に頂いたHadoop(大規模データの分散処理のためのフレームワーク)のキャラクターの象が描いてあるTシャツを着て、ギーク気取りでいざお姫様に挑む。最初に口説くのは白雪姫。自慢げにわざとTシャツの象を見せる渡。白雪姫から、
ダンボね!
の一言に絶句.....。笑顔がひきつる渡。
けど、渡。考えなきゃね。ギークがお姫様にモテるんだったら、アップルの技術の男性社員の方はみんなシンデレラ城に住んでいるのか?Googleの男性社員が、腰に刀をさして、白馬に乗っているのを見た事があるのか?ギークだというだけでは、お姫様を口説くのは無理なんだよ。
そう思いつつも、若者の夢をつぶしてはいけないので、黙っている私。やっぱり恋愛だけは、当たって砕けるのが一番練習になる。
こんな渡も負けじと無い知恵をしぼって、御姫様に対しては工夫をします。Hadoopのギーク作戦は玉砕したので、今度は、自分のiPod touchにいれてあるアプリのVoice4uを使っての作戦に変更。普通でも言葉が出にくい渡。大好きな御姫様の前では、耳まで真っ赤になって緊張しているので、口頭で話すなんて無理、無理。Voice4u の力を借りる事にした模様。また振られるなと思った私は、今後の作戦の参考の為に、その瞬間を激写してみた。母が出来る事ってこれくらいだよなぁ。
やった!お姫様が
"I love you, too."
と言ってくれている。すごー。これには私も感動。
大喜びで、踊りながら、飛び跳ねながら、ディズニーランドの乗り物に向かった渡でした。
よかったねぇ、渡!