自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

夏の学校

渡は、夏の間学校に通います。

渡が小学低学年の頃は、夏休みは、2ケ月半あり、そのうち、8週間は夏季集中で、学校で過ごしていました。時間も朝8時から昼の2時20分まで。

ところが、最近のカリフォルニアの予算カットは、ハンパでなく、今年の夏は、渡は4週間しかなく、時間は8時から1時15分まで。

1ケ月半は、親が子供の行き先を捜さないといけないわけです。

基本的に共働きのアメリカ。

今年は、私も仕事がバタバタとし、夏は、大変です。

親も自分の仕事があって、血眼になって夏の子供の通う場所を探すのですが、こちらは、障害児の子供を預かる機関は、プライベートは、とても高いです。

一時間100ドルなんて、ザラにあります。

預かる間、セラピー等などもやってくれるところもあるので、そうなるのでしょうが、これは、1日間で800ドル払うわけで、1ケ月半というと、一般家庭で払える額ではなく、大変です。

我が家は、今年は夏は、なんとかお気に入りのところに入れましたが、入れるのもやはりとても大変でした。テレビでシュワルツネガーが

「夏の障害児の教育と、普通の子供でも苦手教科の克服のクラスは、予算をさらにカットします。けど、心配は要らない。」

とニコニコ笑って、言われると、私たちは、

「心配するだけじゃなくって、ものすごく困ってるんだよっ!」

とテレビに向かっていってしまいます。心配がいらないのは、障害児を抱えてない親と、成績のいい子供の親だけ?

苦手教科のクラスに通う子供たちも

「このクラスがなかったら、テレビみて、ポテトチップスをたべるカウチポテトになっています」

と答えていました。シュワちゃんの予算カットは、ここだけでなく、後日書きますが、大学にも響いています。