自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

先日、免許更新のためにDMV(Department of

motor vehicles)に行ってきました。シュワルツネッガー知事の政策により、待ち時間が、少なくなったDMVで、ストレスも半減。(それでも40分かかったけどね。昔は、一日仕事だった)待ってる間、周りをみていると、あちこちに

"Save Life"

と書いてある。なにかと思い、ちらしを読んでみると、死んでから、臓器を提供する人の受付をDMVでも、オンラインでもできますよ。(←ここをクリック!ここで詳しくわかります)というものでした。毎回免許更新の時に免許と一緒に、小さくて丸いピンクのシールに"DONOR"と書かれたものが、送られきます。(見えにくく、欠けているけど、写真)死後に、臓器提供する人は、それを免許書に張るのだけれど、私は、いつも

「こんなのだけで、本当に臓器が提供できるのだろうか?」

と不安に思っていたので、香穂には、常々

「私が、死んだら”母は、臓器提供を望んでいました”と、とにかく、周りの人たちに伝えてね。」

と言っていました。だって、もし、シャワーを浴びながら、死んだら、誰がどこに私の免許書があるかどうか?を責任もって探してくれるのだろうか?と思ってました。とくに、そのシールは、ステッカーの粘着力が弱く、はがれ落ちることがよくある。

私は、更新の書類のところに

”死んだら臓器を提供します”

というところを

"Yes"

にしました。新しく送られてきた、免許はもうステッカーを貼る必要なく、免許書に埋め込まれていました。

死後の臓器提供は、家族が嫌だと反対するケースが多いそうです、私は、その気持ちもわかりますが、うちの家族は、誰も反対する人がいなかったので、簡単にできました。特に香穂は、小さい時から、臓器提供についての私の意見を言い聞かせているので、問題なしでした。(大人になったら、また言われるのかもしれないけど)

無事登録が終わり、免許更新よりも、なんか、安心した一日でした。