自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

やっぱりすごかったシンシア先生

三連休明けの今朝。渡は寝坊した。起きたものの、体が動かない感じです。私が、

「早くトースト食べないと、御迎えのバスが来ちゃうぅぅぅぅぅ!」

と言っても、だらだらとしている。

「トーストできたよっっっ!!!」

私の声で、台所にきて、大きな口をあけて、トーストを一口噛もうとした瞬間、御迎えのバスのクラクションがなった。

「あっっっっ~!だから、言ったじゃない!バスが来るって!」

結局、一口も食べれず、バスにのらないといけない。シンシアが、

「渡は睡眠障害があるので、寝坊してご飯を食べれなかったときは、電話して。学校で、なにか、上げる。」

といってくれたのを思い出した。

あわてて、トースターで焼いてないほうの食パンをリックにいれた私。けど、言語と社会性に著しい遅れのある渡が、

「シンシア先生、僕ね。今朝、ご飯食べれなかったので、パンもってきたんだ!」

なんて、説明できるわけがない。たぶん、昼ご飯に間違われちゃう。お弁当だと思われちゃう。

だって、クラスのお友達のご飯は、ジップロックに入っている子供もいるもの。

今日の渡の昼ご飯は、渡の選択で、大好きなチーズピサをカフェテリアで食べることになっている。で、これを我慢して、トーストなんて渡には、無理。

朝イチは、忙しいので、10時20分から始まる休憩の前に電話をしよう。休み時間に朝ご飯を食べさせて貰おう。渡は、なによりも、おなかがへると、とても機嫌が悪くなるし・・。

10時10分だったら、大丈夫。ちょうど、子供たちが各自の課題をやっている。とおもい、電話しました。シンシアに、

「あのぉぉぉ。。今日、渡が、朝ご飯を・・・」

「朝ご飯は、到着して、すぐに、リックの中にあった、パンを食べたわよ。電子レンジでチンしてね。暖めて、食べたわ。昼は、ピザね。渡から聞いた。」

とケラケラと笑っている。さすがシンシア。そーなんだよ。大正解。お昼はビザなんだよ。渡に少しづつ言葉を引き出させて、説明させたんだと思う。さすが。すごいシンシア。ありがとうっっっ~!