香穂の話です。香穂は、日本地理が苦手。彼女は、こちらで生まれて、こちらで育ちました。香穂は、人生のうちで10日間ほどしか、日本に帰っていません。それは、渡の器官にトラブルがあるために、圧力が変わる飛行機には、乗れなかったためです。日本人学校に週末通う彼女は、社会が大の苦手。歴史と日本地理がとくに苦手です。先日、鹿児島の友達が鹿児島のお菓子である「かすたどん」を持参してくれました。食べることが大好きな香穂は、このかすたどんのことを覚えていました。このお菓子を見た香穂は、もうニッタリわらって、大声で叫びました。
「あっ!薩摩藩のお菓子だ!」
「・・・・香穂。鹿児島じゃない?」
「えっ・・。あぁ、そうとも言うなぁ。」
だって。そうとも言うじゃないよ。鹿児島県だよっ!
いったい香穂はいつの時代に生きているのだろう・・。